2017年09月27日

駅トレ


N響の練習に向かうある朝。

泉岳寺の駅、僕の少し前を40代半ばの楽員(男)が歩いている。改札を出て地上へ上がる階段まできたら、彼はいきなりスピードアップ。一段跳ばしで、しかも駆け足で一気に長い階段を地上まで上がりきり、僕の視界から消えてしまった。


ごいす……


いや、元気な時に一段跳ばすことはあっても、駆け足で一気にとは遅刻しそうな時でない限りしないし、そもそも何年もしていない。しようという発想にならないし、エスカレーターがあれば乗るか乗らないか、だってしんどいんだもの…なんて次元で生きてるわけで。

あいつ、ああしようと決めてるのかな?それとも、よほどアクティビッシモな活力マックスだったのか。遅刻なんて時間ではまるでなかったし。そもそも階段まではのんびり歩いてたし。

ただ僕もこの1ヶ月、いいペースでエアロバイク続いてるし。気持ち的には疲れてないし。

てなわけで、翌日かけ上がってみました。泉岳寺駅階段。周りに人も歩いてなかったので、楽器をもって一気に。

地上に着いた時、足とつけねにはダメージがジワッときます。ほんのちょっとした筋トレした感じ。


コレ、いいかもしれないなあ。泉岳寺に限らず、一日一回階段かけ上がる。人が多いと迷惑行為なので、状況を見極めて。

ちょっとしたトレーニングを毎日一回。


あいつ、そういうことかも。


N響定期

posted by take at 09:32| 活動報告

2017年09月26日

イメージのバランス


合奏やアンサンブルにおけるバランスというのは、音量のことを言う場合がほとんどだ。旋律と伴奏のバランスを…みたいな。

ただ


「イメージのバランスの良さ」


こそ、最も大切なものとして、優れた演奏を目指す世界には必須な気がします。


良い指揮者で演奏をすると、参加している全員が、曲に対して「こういう演奏を目指す」ということに関して一体化することが多い。

つまりイメージのバランスが極めてとれるということ。

一体化と言っても、音程やタイミング、音量のことではないし、旋律が伴奏のように、伴奏が旋律のようにと、ニュアンスが同じになるという意味ではもちろんない。

作品全体が向かう理想の完成像が同じになり、それに貢献しきるため、各々が自分の役割を一体化したイメージに対して奉仕するということ。


指揮者のせいであったり、演奏団体の低い質だったりするが、このイメージのバランスが悪いというのは自分の音符を並べるだけからはじまり、流れを感じない、流れにのれない(のらない)、周りに興味がない、自分がやりたいやり口でしかやらない、自分の快感だけを追い求める等々……


素晴らしい作品は、生み出した作曲家の心情と聴衆の感性のバランスが良いもの。

再現する我々は、個人としても演奏団体としても、イメージのバランスが良くなれるという高い能力をもちたいし、合奏であるなら一体化を実現できるマエストロと演奏をしたい。


その時初めて

「作曲家と演奏家と聴衆の心のバランスが完璧」

という、最高の瞬間が訪れるのだろう。


N響定期練習、大塚へ

posted by take at 19:59| 活動報告

2017年09月25日

君は……て


音は立体的に鳴り響くことが大事。

それは「広げること」と「まとめること」を、両方バランス良く、しかも距離感においては妥協せず追い求めるということで、それぞれは意識する到達方向が異なる。

楽聖たちは、みな魅力的な音になりつつあるが、この観点ではかると、誰しもがどちらかに片寄り気味だとわかってきた。

つまり

「君はもっと広げて」

「君はもっとまとめて」

と言うことになる。


今まで見つめなかった二択的感覚だが、これを皆で理解しながら共有し、各々が自覚するのは悪くないようだ。

というか、とても大事なポイントなような気がしています。


N響定期練習、川越へ

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2017年09月24日

甦る山の上の奇跡


千葉少年少女オーケストラの佐治先生から、素敵なエピソードを聞きました。

オーケストラは先週今週と本番が続くという、多忙なスケジュール。先週はピアノコンチェルトを四曲演奏するという大変なコンサートだったのですが、その本番が終わった後、子供たちが自発的に今日やる運命の一楽章を練習しはじめたそうなのです。

楽屋で指揮者と話していた佐治先生も、聞こえてきた練習に感心したそうですが、驚いたマエストロがその練習を指揮してあげたそうなのです。

そんな子供たちの自然発生的な練習は、それだけで感動的。音楽に対する情熱は世代関係なく湧き出るのですね。



ふと、かつての合宿での出来事を思い出します。

伊豆の大仁、山の上の人里離れた合宿所。その年はデュエットを課題にし練習、発表をプログラミングしていました。

課題曲はペダーソンの「プリザント・モーメンツ」。夕食後に、ピアノでこの美しい曲を弾きはじめた楽聖がいました。

すると別の楽聖がそれに合わせて自分のパートを歌ったのです。

更に彼女のパートナーが、寄り添うように歌いはじめデュエットになりました。すると1人、また1人と楽聖たちがピアノの周りに集まり、気づくと全員での合唱に。


僕は感動して泣いてしまいました。


音楽の神に呼ばれるように自発的に生まれた歌声が、価値ある輝きを放ち、心から演奏を慈しむ彼らを本当に素晴らしい存在だと思わせてくれたのでした。


千葉県少年少女オーケストラ演奏会、指導

posted by take at 21:08| 活動報告

2017年09月23日

千葉県少年少女オーケストラに出演します


実は明日、千葉県少年少女オーケストラの指揮をします。

千葉県が県民の文化活動の発表の場と、文化芸術の鑑賞機会を目的に毎年開催している「中央行事」。その大ホールのイベントに千葉県少年少女オーケストラが出演するするので、その指揮を頼まれました。


9月24日(日)13時開演

会場:千葉県文化会館 大ホール 入場料:無料(全席自由)

出演:千葉県少年少女オーケストラ
ハインリヒ・ハイネ大学合唱団 UNICHOR 他

≪千葉県少年少女オーケストラの演奏曲目≫

ビゼー/カルメン前奏曲
シューベルト/「ロザムンデ」序曲 作品 26
ベートーベン/交響曲第5番「運命」より第1楽章
バッハ/主よ人の望みの喜びよ
エルガー/威風堂々
ほか


今朝そのリハーサルをしに千葉県文化会館へ行ってきました。


音楽監督の佐治先生のことはかつて出版された本で知っていて、このオーケストラも随分前になりますが聞きに行ったこともありました。

10才から20才までの子供たちで構成されたオーケストラ。「日本で一番上手いアマチュアオーケストラだ」と評する人もいるくらい。実際とても上手で可能性の宝庫です。

いろんな話を投げ掛けると演奏もどんどん変わっていきます。こちらを見つめる眼差しもピュアそのもの。

できる限り表情豊かな演奏になり、彼らの人生の土台作りの時期、未来にプラスになる経験になるようベストを尽くそうと思います。


千葉県少年少女オーケストラ練習、N響定期

posted by take at 18:46| 活動報告