2019年07月15日

あらためて、音楽とは


初めてお会いした年長者の方が語った言葉。シンプルで端的なものだったが、あらためて心へ強く向かってくるものだった。



「今は変!な犯罪多いじゃないですか。あれ、若い頃にあんまり音楽を聞いてないんだと思うんですよ。

音楽には癒される力もあれば、明日からの生きる糧になる力もありますよね。それだけの凄い力がある。小さい頃に音楽に感動してそんな経験をし、好きになっていろんな状況のときに聞いていれば、そんなにおかしなことにならないと思うんですよ」



もちろん理想論に近いものであり、例外(音楽好きでも危うい人格とか)をいくらでも想像できはするが、しかし音楽のおかげで救われて現在がうまくいっている人は多いはずだ。


僕は音楽と共に生きてなかったら、それに代替するものはあっても今と同じ心持ちかどうかは自信がない。

それくらい、音楽は癒しや救いだけでなく、学びであり意欲であり、信仰でありアイデンティティーであり、夢であり試練であり、感動からの生きる希望だ。


年長者はこうも言った。


「オーケストラにはね、宗教が違ったり支援政党が違ったりいろんな人がいるんですよ。世の中ではそうだと交われない場面もたくさんあるけど、オーケストラではそんな人が一緒に同じ目的で音楽をする。なにも思惑なく、同じものを目指す。だから音楽は本当に素晴らしいものなんです」


M-crafts名古屋公演

posted by take at 11:20| 活動報告

2019年07月14日

信念、家族、音楽


木管五重奏による「サウンドオブミュージックメドレー」、聴衆にその解説をしながら、僕の頭にあらためて降りてきた価値観がある。

リチャードロジャースの名曲がちりばめられた、世代を超えて愛されるこのミュージカルが成功したのは、物語を貫く本当に必要なアイテムの融合が、力強くそびえ立つから。



人生を生き抜いていくのに必要なのは、信念、家族、そして音楽である。



ナチスドイツに決してなびくことがなかったトラップ大佐。頑なな彼の人格を、マリアの愛が変えていく。子供たちとの愛に満ちた繋がりを確固たるものにすることで。そしてそこには、音楽を通して深まっていくたったひとつの家族こそがある。

最後「全ての山を登れ」の音楽と共に、自由と平和を目指し、勇気と希望を胸に困難を承知で歩んいくトラップ一家の姿にこそ、ひとりの人間が生きていくときに必要なものが描かれている。


N-crafts練習

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2019年07月13日

規則正しく


ある年長者が「とにかく規則正しい生活をしてください」と医者から言われると言う。体内時計を整える、それが何よりも一番大事みたいですよと。


生物生理学上そうなんでしょうね。


同じ時間に起き同じ時間に寝る。同じ時間に食事をとり、内容も基本同じようなものを食べる。100歳超えてお元気な方は大抵これ。何十年も大体同じようなものを食べ続けている。朝パン、昼麺、夜魚とか。


規則正しいというのは、起きているときの内容もあると思います。

僕はなんとなく定まってきたものがいくつかある。


朝起きて、出かけるまでにスクワットとエアロバイクがもう何ヵ月も続いている。以前は夜だったが、結局日によって状態がいろいろだし、自覚有り無しにかかわらず基本疲れているのでやってはやめやってはやめ、続かなかった。

更に時間がある日は、必ず家にて楽器の音だし。日々蓄積から変わることを目標としたルーティンをやりきる。練習場や大学に着いたときには、直ぐに自由に吹けるように。何気にメンタル的に健全な効果あり。

帰宅してから、家で家人とすることも。ホッピーと夕飯、DVDもパターン化。


若い頃は、毎日変化がありバラエティーに富んでいる方がエキサイティングで幸せだと思っていた。

50を過ぎた今は断捨離よろしく、やりたいこと、やった方が良いと思っていることは定まっており、数欲張らず、しかし選んだものが日々積み重なり成長に繋がればと思っている。

今手元に残っている「やること」「人との繋がり」こそ、自分の正直な趣向になっているのだろう。

身体の老いはもちろん受け入れケアをするとして(それも規則正しくルーティン化)、ポジティブに変わる内容のことで1日が埋まっていき、それを規則正しく続けられれば一番良いのだろう。


このブログを宿題的に溜めず、きちんと更新していくことも、僕の生活の中の規則正しさになっている。


木管五重奏コンサート司会
結婚と離婚を規則正しく繰り返す人も……いる?ひぃ!!

posted by take at 11:27| 活動報告

2019年07月12日

ざんねんながっきその2 コントラファゴット


「コントラファゴットは、昨今1000万円近くしたりするのに、吹くとこ少なく、吹いても地味。運搬は大きな打楽器並に面倒くさく大変、重い。身体壊したり……」


同じ1000万円もする楽器として、スタインウェイのピアノがある。あなたはどちらを買うだろうか?


休日
でもなくてはならない楽器であり、いまどきのオケマン、コントラ奏者は驚くほど上手い人が多い。

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2019年07月11日

発音よ、永遠なれ


今回沖縄滞在中、発音に関する考察のタイミングがあった。

試すことにより、その日1日でサウンド、表現まで劇的に変わるほどになり、この年にてここまでの変化が訪れたことに驚くと共に、少なからず今までのアプローチを悔やむことにも。

言語の違いが発音に影響があることは理解していたが、トロンボーン演奏の大半にここまで絡むことになるとはわかっていなかった。

改めて考えてみて強く思うのは、同じアルファベットを読んでも、ドイツ人、フランス人、アメリカ人、そして日本人でかなり違う発音で喋るということ。つまり、エチュードにtu、ダブルタンギングならtukuと書いてあっても、民族によって違う発音をするということ。そして私たちは、日本語の発音でtu、tukuを突こうとすること。

日本語が良くないとかそういうことではなく、私たちの無意識にある「つもり」より、より良いものがあるかもしれないということ。

この話を沖縄のプレイヤーとしたことろ、先日沖縄県芸にてクリニックを行ったドイツ人トランペットの名手が全く同じことを言っていたと聞かされ、そのタイミングに心底驚いた。

「日本人の発音はこうなっている。私たちはこう発音している」と。

同時にもう一人の沖縄プレイヤーは、「でも、以前のドイツ人の録音とか聞くと違う発音に聞こえる」と。

かの国でも、時の流れと共に変わってきているのだろう。楽器の響き方のクオリティが変わったのも、当然影響があるのだろう。


僕にとっとは、ショックなくらいビッグバン。

これだから、トロンボーンを上手くなっていきたいことが止められない。


大塚へ

posted by take at 12:36| 活動報告