2023年11月04日

楽聖へ


君たちは、どうやったらうまくなれるかは潜在的にわかっています。

それは「人より上手くなる」ではなく「昨日の自分を今日越える」ということ。今日が自分史上最強であろうとする。

そういう意味で「何かしら限界点まで辿り着いてその日を終える」というのは必要です。

目一杯の実力を出してみた、ヘトヘトになって終わってみた、それくらいやって出来たことがある。そんな自分こそを明日は越える。

余力を残して終えた、力の範疇の内側で終えたとしたら、それを越えても最強とは限らない。それは足踏みをしただけ、実力を切り売りしただけになる可能性がある。

今日はサボった‥‥そりゃ上手くなるはずないし、若いときの無成長の1日は、人生においてはあまりに勿体なさすぎる時間。それは後悔に繋がります。

posted by take at 17:44| 活動報告

2023年11月03日

大地真央さんが問いかけてくるよう


「教育はやっぱり愛です」

という類の言葉を聞いた。

なぜ類かと言うと、具体的にはこの文言では無いがその人が言いたかったのはそういう意味だから。

それは自分が担当する全ての学生に対する愛であり、そして教育そのものに対する愛なのだろうと理解しました。


そう考えると、学生によって愛にムラがあったり、そもそも教育そのものをそこまで愛していない人もたしかにいる。

上記の発言は、そんな人たちに対する批判としての温度もあった。

僕のキャリアを正直に書けば、自分から望んで教育者になろうとしたわけではない。演奏家をやっていることから依頼をされ、それを受け、そこからスタートした。

しかし自分の責任で受けた以上は、学生にとって必要な教育者にはなりたい。

その大義は育てることであり、それは生徒という他人のことであり、自分の話ではないなのだから。

とても真剣に

「そこに愛はあるんか?」

と問われているようだ。

posted by take at 19:11| 活動報告

2023年11月02日

外れないし当てない


「演奏というのは「音を当てる」とか「音を出す」という取り組みでは全くありません。そのフレーズ(たとえ一音であっても)を歌ってみて、同じように吹けばいいだけです。歌と演奏が乖離していることは極めて問題です」


トロンボーンを吹く行為、その中で「音を当てる」という感覚の比重がかなり大きい者もいるようで、上記の意見を投げてみました。

そもそも「音を当てる」という言葉が存在し、それを使っていること自体に問題があるのかもしれません。

外れてしまうからその反対として当てるなのでしょうが。

「外れる」もやめてただ「うまくいかなかった」にすればいい気がします。

posted by take at 18:54| 活動報告

2023年11月01日

やはりリズム


リズムにうまく乗れないことの重大さに、おののきはじめています。

それはそれはかなり恐ろしいことだと。

それはあらゆることがうまくいかないことの根っこにすらなる。

そしてどうやってもうまく乗れない理由のわからなさ、これがまた恐ろしい。

なんとかしてパターン含め解明したい。

そうしないと先は無いとすら思う。


posted by take at 18:48| 活動報告

2023年10月31日

穴のないスキル


演奏する人として完成されていくためには、結局必要なスキル項目に穴があってはいけない。

それは音色とリズムと音程だけではなかったりする。

エチュードと曲だけではなかったりする。

レガートとタンギングだけでなかったりする。

もちろん呼吸法だけではなかったりする。


学生時代の4年間、それで完成されるとはもちろん思っていないが、やはり必要な項目全てをこの4年間でシステマティックに経験し「これたちが大事なんだ」と理解して先へ進んでもらうことが、やはり必要なんだなと、最近強く感じています。

つまり今までは、やりきれてはいなかった。穴があったということになる。

先生としては、先ずそれが何なのかを正確に認識し、限られたレッスン時間の中でうまくプログラミングできる裁量が必要だ。

それは決して簡単なことではありません。

posted by take at 18:44| 活動報告