2022年08月28日

不幸比べ


ソクラテスの言葉の中に「そうなんだ」と考えてしまうものがあった。そうは考えたことがなかったとでもいうことなんですが。


「我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう」


これをどう解釈するのか、少し悩んでしまいました。

まだ未経験の不幸の方が、自分が既に経験した不幸よりきつく感じるということか。

平等に分けることで項目が増えてしまうことが辛いから、それなら自分のだけで充分ということか。

いずれにせよ「自分は世界一の不幸者ではない」ということだ。


世界一の幸せ者かどうかは、自分で決めれば(感じれば)いいのだが、世界一の不幸者でないことだけは確かなこととして、治癒力と共に生きていければそれでいい。

posted by take at 15:52| 活動報告