2022年05月29日
なぜ難しいのか‥‥
世界中のオーケストラのオーディションの課題曲になる、フェルディナンド・ダヴィッドのコンチェルティーノ。
なぜこれなのか?と言えば、そりゃ「とにかく難しい」からなんです。
「えっ?そうなの?」と言う声がいろんな楽器の人から聞こえてきそうです。(実際に言われました)
いやこれが、トロンボーンで吹くとなぜだか難しい。
技術的にも表現的にもなかなか手強くて様にならない。
そもそもインテンポで吹くこと自体が難しい。リズム通りに吹くのも、フレーズ感が説得力あるように吹くのも難しい。二楽章はまだそうでもないが、たった3分半の一楽章がとにかく曲者で。
池田に「チューバでそういう曲ある?」って聞いたら「う〜ん、それぞれに違う難しさがあるけど、トロンボーンの人がダヴィッドに感じてるようなあれもこれもとにかく難しいとなると、ないかなあ」との答え。
で、なぜダヴィッドが難しいのか。
これこそを、取り組む人全員、学生もオーディション受ける人もコンクール受ける人も、研究し正確に理解すべきだと思う。ただ「難しい‥」「吹けない‥」と言いながら練習に励むだけでなく。
ダヴィッドに限らず、全てにおいて「なぜ難しいのか」を考えることは、本当に必要なことだと思っています。そういう思考かそうでないかで、結果も大きく変わってくると。
posted by take at 17:48| 活動報告