2020年07月19日

楽聖たちの未来


年々時の流れが速くなる。一年もあっという間。逆から見つめれば、若いときは時の流れが遅い。なかなか時間が過ぎないとなる。

生きた時間の長さにおける割合で感じるのだと、誰かが言っていた気がする。20歳の人の一年は人生全体の20分の1、55歳の一年は55分の1。1分1秒、一年の貴重さもそう感じるということだろうか。そんなスピード感だという意味だろう。

このコロナ過の時間も、楽聖たちは僕なんかより長く感じでいるだけでなく、貴重な時間を失っている感はとても強いのだろう。

人生の残り少ない時間をと生きている人にとっても、「なんで︎、大切な一日一日なのに」と歯がゆい思いをしているのかもしれない。

運命だとしか言いようがないのだが、全ての人に、乗り超えた先の反動ともいえる幸せな時間が訪れることを願うばかりだ。


テレビである年長者が言っていた。「若い時は太く短くと思っていたが、恥ずかしいんですが年々もっと生きたいと思ってしまう」

決して恥ずかしいことではないし、それこそしっかりと生き抜いてきた証なことは確か。あらゆる困難と向き合い乗り超え、幸せもいっぱい感じてきたから、これから先もと生きることに執着していく。

楽聖たちは、本能は当然もっと生きたくてもっといい思いをして幸せを感じたいだろうが、まだまだ経験は浅く、こんなときはなかなか妄想もできないし、確信なんて持てないだろう。

でもね、人間は愚かな人もいるが、賢くて聡明な人は実はたくさんいる。そんな人たちが描いていく未来は、決して辛い時間にならないはずだ。

君たちがこれから感じる長い長い時間には、本当に素晴らしい経験や幸せな思い、感動もたくさんたくさん待ち受けている。

だから、どんよりとした曇り空が随分ゆっくりと流れているように感じるだろうが、晴れる日が来ることを信じて、毎日の時間の中に小さな幸せを見つけていって欲しい。

55歳からすると、その長い長い未来は、羨ましくてしょうがないんだよ。

posted by take at 18:12| 管理人よりお知らせ