2020年03月28日

ドラマが好き


実はもなにも、ここ数年ドラマをDVDで観ることにはまっているのですが、いい作品には当然いい脚本があるわけですね。

役者の演技力はもちろん大事ですが、その力量を生かすも殺すも話が面白いか、その話に散りばめられた場面設定と台詞が魅力的かに尽きます。


僕が思う面白いドラマというのは、全編を貫くテーマも大事ですが、たとえばそれが凡庸だったとしても、出演者たちのキャラクターがしっかりと細やかに設定され、適材適所適分量に置かれ、納得いくよう見事に絡み合っているもの。そしてそれが最初から最後までぶれないもの。


ドラマを観ている私たちが生きている現実社会には、人の数だけと言っていいほどいろんな性格の人がいる。

いい人悪い人、明るい人暗い人なんてざっくりではなく、本当にその人でしかないという個性ははっきりしており、そのほとんどは貫かれている。

躁鬱やジキルとハイドであっても、そういう多面性という点で貫かれている。

つまらないと感じるドラマは、その人のキャラ設定における箇条書き要素が少なく感じる。

ただ明るくて気が強いとか、親切でよく喋るとかだけだと、こちらが感じる印象が大味。

もちろんこれは演じる役者も自ら設定し醸し出すものかもしれないが、面白いドラマとは、出演者の数だけ強く濃厚な個性を感じることができる。

そしてそれが面白い内容や台詞と共にどんどん披露されていき、ドラマ全体が


「もうこのドラマはこれでしかない」


と思わせてくれる。

そのキャラ設定が途中でぶれて「え?なんでこの人がここで?ちょっとわからないなあ」と感じさせられたら、そこで途端に魅力半減。もちろん想定外なら、暫くして納得できるように仕込まれているものなら、更に面白くはなるのですが。


やはり見てるこちらは人間だから、人間を見たい。


そう考えるとオーケストラみたいだ。

作品は各楽器のキャラクターがしっかりと細やかに設定され、適材適所適分量に置かれ、納得いくよう見事に絡み合っているもの。

演奏家もキャラクターがしっかりと細やかに演じられ、適材適所適分量に発せられ、納得いくよう見事に絡み合っているもの。

そしてそれが最初から最後までぶれないもの。


人間が人間のために作るもの、そこに必要な魅力は最期は同じなのでしょう。


休日

posted by take at 17:29| 活動報告