2019年06月03日

比べてはならない 比べるべき


道具による迷宮に入る。

マウスビースや楽器を吹き比べ、より良いものを選び(時には戻り)を繰返し、なかなか落ち着かない、落ち着けない。もうコレ!と決めてしまい、それを信じて使い続けるというパターンになかなかなれない。

それは「比べてしまっている」からだ。道具を。


「道具はスタンダードなものを使い変えないこと。何か問題があるとしたら、それは自分の問題だから」


全ての物、全てのことは、比べた段階で優劣がつくものだが、比べるべきものと比べない方が良いものが、正確な立場として共存していることが大切だ。


若きある時期、迷うように比べることで、道具の特性を学ぶのはありだろう。

ただ、長い楽器人生を貫く時間、その大半に必要なのは


昨日までの自分と今の自分を比べること。自分の変化こそを望み、積み重ねることで変わることを感じること。つまり、昨日までの積み重ねと今現在の結果を比べる。昨日までの理想と、今の理想を比べること。


そのために、道具は同じものがい続けるのは悪くない。

実は、自分と一緒に道具も変わっていっている。新しい道具には、また一から自分が合わせていき、再び変わっていかなければならない時間を計上する必要がでてくる。


瞬間の新鮮さは所詮瞬間。

積み重ねた時間というのは、かけがえのない価値がある自分だけのものであり、それこそ比べるのが困難なくらい再生に時間がかかるものである。


N-crafts東京公演
人間関係も同じ、変わらない相手との積み重ね

posted by take at 15:41| 活動報告