2017年11月28日
歩行者への道
僕は昔から、一人でさらっているとき、うろうろ歩きながら吹く癖がある。
基礎練習しかり、曲も覚えてしまってるものは歩きながら吹いたりする。
座ってさらってても、しばらくすると立ち上がり、うろうろしはじめたりする。
特に披露することでもないが、このことを敢えて人に話したことはなかった。集中力を欠いた誉められた行為ではないと長らく思っていたから。
しかし最近、歩きながら吹くことを勧めたりする。というか基礎的パターンのみならず、曲も
「歩きながら吹けなくてはならない」
のです。ビートのテンポやリズムでとか関係なく、自由なスピードで歩きながら、どんなテンポの曲も吹けなければならない。
実はこれができない人がいる。歩きはじめたら曲が吹けなくなってしまう。
この人は、普段から演奏が始まると下半身が固まってしまっている人。同時に上半身にも力が入り、身体の中のどこかでビートをとることができなくなってしまい、リズムや音価がわからなくなり、流れに乗れず不正確にとなる。
下半身のリラックスはとても大事。特に膝と股関節は。
実は座奏のときでも、椅子の上でお尻が踊れるくらいリラックスしていなくてはならない。左右の体重移動ができたり。
歩いているときというのは、無条件に膝も股関節もリラックスからの動きがあるわけで、止まって吹く場合もこの状態が作れれば良いのです。
僕が無意識にうろうろしてしまうのは、座奏による下半身の固まりをストレッチしようという本能かもしれない。
徘徊老人への道へまっしぐらとの説も有り。(涙)
川越へ、講義とレッスン
posted by take at 11:32| 活動報告