2016年10月29日

野比のび太


野比のび太の名前は、父のび助が

「すこやかに大きく、どこまでものびてほしい」

と願いつけたとのこと。


なんという素晴らしい名前なんだろう。名前の中に「のびのび」という人生の順調さと、「伸び×2」という、幸福の真理倍付けが盛り込まれている。

こんな名前、ない!!


何をやるにしても、もちろん出来ないよりは出来た方が幸せ。クォリティを意識し、クォリティではかられ、クォリティに左右され、クオリティに悩まされる人生だけど、自分の能力が認められる瞬間の幸福よりも、努力により伸びている実感こそが、生命力に対する何よりの栄養だ。


どんなスキルの人だって、伸びていく力も権利も持っている。つまり幸せを実感する権利。

のび助は、のび太が勉強やケンカにおいてスキルが高くないことは当然知らずにこの素晴らしい名前をつけたのでしょう。

その運命を設定し作者たちは命名した。伸びしろという夢をめいっぱい物語に込めて。


子供の頃はクオリティの評価が低くても、長い人生において結果伸びていくことにより、人生は豊かに完結する。

ある意味、素晴らしすぎる最強の名前にも見えてくる。


スネ夫の決まり台詞 「のび太のくせに生意気だぞ」は、最初から実は勝ちようのない命名に対する、ただの遠吠えだったのかもしれない。


N響練習。川越へ。
肝付兼太さんの御冥福をお祈りいたします。

posted by take at 16:35| 活動報告