2016年03月28日

相手の立場


父親の言葉で、忘れられないものがいくつかある。そのひとつ。


「話ゆんは、両方から聞かねかんのぞ。かたっぽから聞いただけでは、正しいことはわからんのや」


両方から聞いたってわからない場合も多いくらい。個人の思いが入り、捉え方が違ったり、場合によっては湾曲してたりするから。


ただこれは、

「相手の立場に立ちなさい」

と言っているようにも聞こえてきます。

A,B二人から話を聞いたとして、Aさんの話を聞きBさんに対する思いを感じる。逆も。

食い違ったとして、必要なことは真実を知ることもだが、それよりもお互いがどれだけ相手の立場に立てているか、その強さのみがハウリングを少なくする唯一の力だと思います。


とにかく、日常的に相手の気持ちを考える癖をつけるしかない。

楽聖たちにも、口酸っぱく伝えなければならない。

演奏家に最も必要な力はコミュニケーション力だから。

演奏の真の姿とは、ただコミュニケーションであるだけなのだということを、骨の髄まで理解してもらわなければならない。

たとえ音が見つけられても、相手の立場なき感情や人生を込められたものだと、空虚な時間のみが流れるのははっきりしている。


ジークフリート練習。

posted by take at 19:25| 活動報告