2015年09月26日

沖縄の色


台風がなんとなくそれたようですが、帰京日の今日は雨風がそれなりににぎやか。しかし飛行機は問題なく飛ぶようなのでほっとしました。


昨日は快晴だった。こういう天気の時の沖縄は最強で、とにかく太陽が照らす全てのものの色が違う。

たとえば、ハイビジョンのデージ艶やか(凄くあでやか)な画面を見たとき、

「これ実際の色より鮮やかに加工されてないか?」

と思うくらい色々がクリアーで、場合によっては自らが光を放ってるのでは?と錯覚するくらい、輝くように感じることがある。

昨日の沖縄、僕の視界の全てがそのように見えるのです。イタリアの陽光なんかに代表される、ヨーロッパでも見られる色。


一昨日はビーチパーティーで、沖縄トロンボーンプレイヤーズに迎えてもらった。柔らかい砂浜、透明度の高い碧の海、そして見上げれば、快感指数が上昇するスカイブルーにあまりにホワイティな雲たち。

バーベキューを平らげ、泡盛でご機嫌になった僕は、あと遊泳時間三十分という夕刻、シャツに短パンで膝まで海に浸かろうと入り、想定外の素敵な深みから屈託のない波にさらわれ、次の瞬間洋服のままプカプカ浮かんでいた。塩分濃度が高いのか、楽に力を抜いても足先手先まで浮かんでいる。耳まで浸かりながら空を見上げ、気がついたら自分の中に向かってつぶやいていた。

「こ、これが沖縄か……」

夕刻でも、まだ空は澄んだ青が広がっている。美しい雲の向こうから、黄金色の陽光が放射状に広がる。まるで、美しく響ききったシンバルのようだ。

海の温度は身体に優しい。マリンベッドに身を任せた僕は、その美しすぎる空をながめながら、しばし時の流れを忘れ、地球の色から感じる幸福に浸りきっていた。


「日本ではここにしかない色かもしれない。これを見るなら沖縄しかないのかもしれない」


忘れないようにしよう。東京では見られないのだ。この艶やかな色、僕には音に込めなければならない義務がある。そう思わされる静的快感に、無類の価値を感じたのでした。


沖縄県芸、レッスン。帰京。

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