卒業した生徒と久しぶりの再会。学生時代にはできなかった話もいろいろでき、とても楽しい時間だった。
そんな会話の中、演奏と教育の二本柱の話題になったとき
「先生にとっては、教育が一番じゃないかと思ったことがあります」
と言われ驚いた。
「そう思ったの?僕自身は演奏家としてそれが最も大事だと思うと同時に、じゃあ教育は二番目かとか、選ばなければならないとなったらやめられるのかと言われたら、物凄く困ってしまう。どちらも同じくらい大切」
と答えていた。
よく考えてみると、このブログも教育に関することが一番多く書いてきた気がします。
彼は僕のことを「演奏家ではない」と思ったわけではもちろんない。でも話を聞いていると、何より教育者だと思ったことがあるそうなのだ。
やはり自分のことはわかっているようでわかってない。
そして周りの人が、僕がわかってない何かを何気にイメージしていることがあるのだと思いました。