とあるメジャーリーガー投手
「彼は闘争心が強く、力み過ぎるときがある」
と言われていた。なぜだかこの言葉が印象に残った。
我が推し大谷翔平こと翔ちゃんも「勝ちにこだわっている」とよく言われる。スポーツとしてのベースボールを楽しむことはもちろんそうだが、勝負ごととして勝つことにこだわる。それはそのまま闘争心に繋がる。そのこと自体を非難する人はいないだろう。
「闘争心なんか持っちゃって」と揶揄されるのは、全く意味がわからない。
しかしそれが強すぎるあまり、力んでしまいうまくいかなくなるとしたら話は違ってくる。
闘争心が悪者というわけでは決してなく、それがメラメラ身体の中に渦巻いていたとしても、頭は冷静に、身体は的確にということだろう。まさに翔ちゃん!!
そしてこれはそっくりそのまま演奏にも当てはまる。
闘争心という言葉は少し違うのだが、表現や歌い込みに対して、そのエネルギーの強さが演奏の破綻に繋がるほどの力みになってしまうと、それは全くよくないとなる。冷静さを失っている状態みたいなこと。
どんなに燃えても、頭はクールに、身体は的確に。
何気に人生を貫く課題の代表的なものである。