SNS上で吹奏楽コンクールに関して対話がなされている。
「そもそもコンクールは音楽活動に必要なのか?」という意見に「確かにそう思うこともよくあるが、コンクールが演奏のレベルを上げてきたことは間違いない」という意見が。
僕もかつて同様の発言をしていた。コンクールがレベル向上に貢献するパワーは凄いと。
同時に今は「そもそも演奏のレベルがそこまでに上がらなければならないのか?中高生の間に?」と感じてしまう。
もちろん上がらなくてもいいと考えてはいるわけではない。ただ日本人らしい進み方
「時間をかけずに極めて高いレベルに仕立て上げる」
という感覚は、本当に必要なことなのかと思うこともある。
少なくとも吹奏楽コンクールにおいては、指導者の力量が結果を支配するパーセンテージが、生徒のそれよりも物凄く高い。「誰を審査しているコンクール?」という意見は、そういう意味でよく言われるもの。
活動の充実感と成果のバランス。
そういう意味で「レベルアップに貢献するから」という利点を肥大させるのではなく、演奏の喜び、表現の喜びの比率こそが高くなることを第一義に考えた上で、コンクールの是非と向き合うべきだと思う。
これは吹奏楽コンクールのことだけでなくだ。
2023年07月11日
そんなにレベルアップしなくてはならない?
posted by take at 16:29| 活動報告