2023年06月02日
リズムも検証
たとえばリズム。
もちろん先天的にリズム感がいい悪いはある。
器楽の場合、身体の動かし方は、内面にあるべきビート感、そして必要な割り算に影響がある。
しかしどんなにリズム感が良い人でも必ずやっているのは「割り算の検証」だ。
テンポにより設定されたビートを2で割る、3で割る、4で割るなど、自分が演奏すべき八分音符、三連符、16分音符に速さを検証している。
複雑に書かれた現代音楽の楽譜で、それをしない人はいない。
問題は、とても簡単なものであっても何であっても、その検証をしない人だ。
ではそんな人は何をしているのかというと、音楽の授業、吹奏楽部か楽典の本で習った「八分音符は四分音符の半分です」というのを受け取るだけで、八分音符を見た際「あー、知ってる知ってる。ターターターターですよね」と、八分音符風、八分音符のようなもの、八分音符かもしれないものをやろうとしてるだけ。
検証されてないから、不正確でも気づくことは不可能で、そうやって周りとずれていき、良い演奏からはかけ離れていく。
私たち人間にとって、あらゆることを自分で検証して身につけていくことが、何事も上手くなっていくための必須なのだと思います。
posted by take at 11:37| 活動報告