2023年04月15日

他人は変えられない


「他人を変えるのは不可能。自分を変えることはできる」という言葉がある。

なんで人は相手に変わって欲しいと思うのだろう。そんな自分が変わればいいだけだとなる。

実は教育者としても、生徒に成長という変化を願うが、根本的な人間性を変えるのは不可能。ありうるとしたら、立派な教師と相対して、生徒が自分で変わったという現実だけだろう。

「先生のあの時の言葉で変われました」なんて言われると、嬉しくなりまた調子に乗って「他でも」となるが、これも勘違いなのでしょう。

だって同じアプローチをして変わらなかった生徒もいるから。

「変わったのはあなたの力だよ」

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2023年04月14日

山盛りの課題


個人レッスンもスタート。

課題アイテムを昨年より更に増やしたのに、楽聖たちはちゃんと練習してきている。

やっぱりそこんとこはおまかせにせず、投げた方が彼らにはやりやすく、実益的なのね。

ということで、5月からは更に増やそう。いい感じの先生とヒドイ先生のギリギリのラインまで!

ポイントは、取り組み方、お手本動画の存在なんかもきちんと示し、更に学年関係なくなるべく同じ課題で進むこと。彼らはお互いの出来も気にするから、いい感じの緊張感になっているのだと思います。


posted by take at 21:18| 活動報告

2023年04月13日

ヒーリング大学


いよいよ今年度の大学がスタート。

今年は個人レッスンではなく、集中レッスンというグループレッスンから始まりました。

N響でリヒャルト・シュトラウスの大曲「アルプス交響曲」と「ヨゼフの伝説」という鬼重量級を練習。くたくたになってなんこやへ。泉岳寺の駅で池田君と一緒になり

「え⁈今から川越ですか?大変ですね!!」

と言われ、そうだよなあ、大変だよなあと、疲れにどよーんと乗り掛かられながら大学を目指す。

‥‥‥‥数時間後

今レッスンが終わり、帰りの電車の中でこれを書いているのだが、行きとは大違いで、なんと疲れもどこかへ飛び晴れ晴れとすらしながらの帰宅の途となっている。


新入生含め大学生たちとのトロンボーンの時間はエキサイティングかつ充実していた。

そして何より大きな気づきもあった。

そう、学生とあれこれやると、大体気づけることが多い。家でひとりでさらっているときの何倍もの気づきがあったりする。

結果、僕は大学生からあれこれ教わることができている。

そんな刺激的な喜びが、心身の疲れを飛ばしてくれるほど。

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2023年04月12日

七年後以降


決して辛気臭いことを書こうとしているわけではありません。

僕のN響での活動もあと7年になりました。これを長いというのか短いというのかはこの際考えません。

考えないのですが、そこから先のことは考えます。

「気が早い」とか「考えてもしょうがないでしょ」と思われるかもしれませんが、考えます。


何ができるかは与えられたもの次第ともいえますが、方向性はおそらく自分が決めたものになるのでしょう。

本当に何がしたいのか、何ができるのか。

実はそれなりに考えてはいるのですが、自分自身結論が出ていません。何がしたいかすら、実はわかってないのです。


なのでこれから数年、ゆっくり時間をかけて、あらゆる選択肢を考えて方向を定めたいと思います。

気が早い、選択肢なんてそんなにないんじゃと言われるかもしれませんが、それでも自分の人生の時間ですから、後悔しないように、大いに悩みたいと思います。

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2023年04月11日

大谷翔平的積極性


もうひとつは、彼がかつて読んでいたという本。哲学書のようなものだそうだが、その内容の柱は

「積極性と消極性」

シンプルにポジティブという思考が積極性を生み、ネガティブなら消極性に支配されるというものだが、僕が感じ入った一言は

「人生消極性からは一切得は無い」

というもの。つまりネガティブからは、得られるものは何も無いということ。

得を積み重ねて生きたいと思う人間の本能からしたら、何も得が無いというのは「損しかない」となる。

ネガティブな思考を肯定するとしたら「心配性的な一面が危機管理に繋がる」や「悪口含め言いたいことを言ったらストレス発散になる」等と考えが至る。

しかしポジティブな思考から危機管理が生まれないわけではないし、ストレスだって発散の仕方はネガティブ放出だけではない。人の悪口の共有も、そう言うことで「自分こそは正しい」と周りや自分にアピールすることでアイデンティティを保とうというエゴからの産物でありながら、その言葉が無主語から自分に向いてしまうという副作用があるのも確か。


彼を見ていると、ストレスも明るく前向きに発散しているように見え、そこにこそ無駄のない得、つまり損をしないスタンスが見える。

三振をしても、チームが劣勢でも、ベンチの中で悲壮な表情が一切無く、なんなら談笑している場面が不思議にも感じられていたが、こういうことかと。


今や世界を席巻しての社会現象になった「大谷翔平」。その真理は多くの素晴らしさによるものだろうが、とにかく

「徹底した集約力」と「消極ネガティブの排除」

は、間違いなく東西横綱として力強く発揮されていることがわかってきた。

posted by take at 12:51| 活動報告