WBCを終えたダルビッシュ有が、本拠地のアリゾナに帰り
「ひとりでゆっくりする時間でまずホッとした。とにかく今は普通の日常に戻った。全てがリラックスしている感じ」
と言っている。
この二ヶ月間、極まったような非日常だっただろうし、彼の発言から分かるように自発的だったにしても、周りのために、若手のために、日本のこれからのためにと気を遣いながら、頭も身体もそれはそれはアクティブに活動していただろう。
いろんな報道や彼の言葉、彼を語る言葉で、とても頑張ったんだろうことはよくわかる。彼の立場を想像してみると、本当にここにエネルギーを注ぎ、やれること、やるべきだと思うことをやり切ったのだろうことが見えてくる。それは普段の野球活動よりはるかに幅広いことだっただろうから、そりゃくったくただろう。
そしてその分、彼は各方面からとても称えられている。イチローから我が家の家人にまで。
同時に、戻った日常が安堵の場所であるということにとても共感するし、人として憧れるべきことだよなあとも思う。
全てのイベントは、エキサイティングであればあるほど嵐のように過ぎ去る。そしてそれが終わり、達成感と共に家に帰り、人生の大半の時間とも言えるいつものペース、日常がホッとできリラックスする場所であることの幸せ。
ここにも人生の真理がひとつ存在している。
オンとオフとよく言うが、人はずっとは走れないし、でも走らない人生は怠惰だし。刺激と共にアクティブに走り、きちんと帰り、そこで穏やかさという幸せを感じる。
ルンバですら走った後は帰宅してますからね。
2023年03月26日
普通の日常、その価値
posted by take at 08:45| 活動報告