2023年03月10日

田舎と都会の世界観


演奏には音量と別に「世界観」という大きさがある。それはそのまま、大きな音で演奏ということに繋がったりもするが、ベクトル的な音量だけでなく、距離届く音かどうか、そして何より表現の幅に影響がある。


とある弦楽器の大御所が

「音楽ってのは田舎者がやるものだ」

と語り始め、聞き入ったことがある。

「子供の頃にどんな環境で音を出してたかは大きくて、田舎で伸び伸び弾いてたのは音もデカいし表現も豊か。都会の狭いマンションの一室で弾いてたのは、立派な先生に習えてテクニックは凄かったりするけど、音は小さくて表現もこぢんまりとしてたりするんだよ。これ本当だから」

なんだか強い説得力を感じました。

そして、本当に頭の中の世界観を広く広くすることの重要性を、改めて強く感じることになりました。

posted by take at 18:31| 活動報告