2023年02月17日
生徒たちへ
高校生の君も大学生の君も、毎日のように迫ってくる
「あまりやりたいことではないことなのにやらなければならないこと」
と向き合うと、辟易として嫌になってくることは多々あるでしょう。宿題が嫌みたいな。
ただ残念なことに、人生その状況から解き放たれる日が来るとしたら、それはもうとてもお爺ちゃんお婆ちゃんになり、なんなら頭も多少ボケて介護してもらうくらいの時まで待たないとそうなりません。
それが証拠にもう58歳になろうかという僕も、いまだに毎日のように多くの雑務をこなしています。メールの返信から始まってあらゆる交渉や原稿を書いたり。家事もほったらかしにできないことはやらなければならない。何気に多忙。
君たちは薄々わかっているはずですが、それらが面倒くさくて「もういいや!」と放り投げて、やりたいことしかしない、学校も行かない、掃除も洗濯もしない、仕事もしない、食って寝るだけ、ゲームとネットだけなんて怠惰路線で生きることにしてしまうと、まず本当の希望の大半が叶わなくなり、人生ズタボロになっていきます。
それは間違いない。自分の人生を本気で充実させたいなら、やるべき雑務はやり続けなければならないのです。面倒くさくても。
だったら、どのタイミングでどのようにこなしていくか、それを自分なりに確立していくことこそが、人生の達人になる一番の秘訣です。
林修さんの100年に一度の名言「いつやるの?今でしょ!」を柱に、自分の24時間や1週間を計算し、とにかくこなすべきはこなすべきタイミングでどんどんこなし、今からの時間に極力やるべき負担が少なくなっているような状態が作れるか、そのためのプログラミング、そしてそのための計算ができるかに尽きます。
一度自分流のそんなペースができてしまえば、あとはそのマイアプリを利用しながら、どんどんこなしていけば、不思議とそれ以外の「やりたいことができる時間」というのが、俄然楽しく充実してくるものです。
とにかくわかっていてください。人生、やらなければならないことはなくなりません。
やらなくてもいいような状況まで歳をとったとしたら安気で幸せかというと、逆に怠惰でつまらない時間になってしまい「嗚呼、忙しかったあの頃は幸せだったなあ」と思うものなのです。
posted by take at 16:49| 活動報告