サッカー界における最高の天才とも言われる小野伸二さんに関して、ある人がこう書いていました。
「グラウンド全体が俯瞰して見えていて、ゴールに向かうのに一番よい選択肢の選び方、シンプルに、あるいは相手を欺く仕掛けをした上で実行する。
しかもトラップもパスもシュートも、平面的でなく空間を最大限に使うアイデアと、それを実現する極めて高いテクニック、
そして何より、
小野選手自身が、とても楽しそうにボールを触り、それを動かす。
日本人選手の中で一番好きです」
これを演奏家にしてみます。
「一曲全体が俯瞰して見えていて、終止線に向かうのに一番よい選択肢の選び方、シンプルに、あるいは聴衆を喜ばせるための仕掛けをした上で実行する。
しかもアクセントもレガートもクレッシェンドも、平面的でなく空間を最大限使うアイデアと、それを実行する極めて高いテクニック、
そして何より、
演奏家自身が、とても楽しそうに楽器をさわり、それを動かす。
演奏家の中で一番好きです」