2023年02月08日

ドクターX


「ドクターX」にはまっている。

Netflixをダウンロードし、電車の中で見続ける始末。

もちろん話は面白いし、演出や「わたし失敗しないので」というセリフも、とても印象に残るかっこよさなのだが、それだけではない気持ちもある。

50を過ぎて家人にも僕にもやってきたシリアスな病気。

手術、入院、検査を経験することで、病院や医師、その世界がよりリアルな関心事になっているのです。


主人公に共鳴するのは、とにかく「命を助ける一辺倒」のその生き方がやはり崇高に感じるからであり、名作「白い巨塔」に始まった社会や権威、出世や金といった下世話な人間の欲と対極にあり続けるその姿は、当たり前であって欲しいと思いながらも「特別なんだなあ」と思わされるから。

自分も社会人をやりながら、人の欲やそれから逃れられない弱さ、まことしやかに正当化する業が渦巻く環境など、知っていることは知っているしわかることはわかるわけで、その中で「命とだけ」向き合う姿が


嗚呼、正しくも特別な人間だ‥


と思わせてくれる。それが無条件に嬉しいのだと思います。

posted by take at 13:28| 活動報告