2023年02月08日

ドクターX


「ドクターX」にはまっている。

Netflixをダウンロードし、電車の中で見続ける始末。

もちろん話は面白いし、演出や「わたし失敗しないので」というセリフも、とても印象に残るかっこよさなのだが、それだけではない気持ちもある。

50を過ぎて家人にも僕にもやってきたシリアスな病気。

手術、入院、検査を経験することで、病院や医師、その世界がよりリアルな関心事になっているのです。


主人公に共鳴するのは、とにかく「命を助ける一辺倒」のその生き方がやはり崇高に感じるからであり、名作「白い巨塔」に始まった社会や権威、出世や金といった下世話な人間の欲と対極にあり続けるその姿は、当たり前であって欲しいと思いながらも「特別なんだなあ」と思わされるから。

自分も社会人をやりながら、人の欲やそれから逃れられない弱さ、まことしやかに正当化する業が渦巻く環境など、知っていることは知っているしわかることはわかるわけで、その中で「命とだけ」向き合う姿が


嗚呼、正しくも特別な人間だ‥


と思わせてくれる。それが無条件に嬉しいのだと思います。

posted by take at 13:28| 活動報告

2023年02月07日

学生だったのに


学生時代を共に過ごした先輩が還暦になるそうだと、その人と一緒に飲んでいた仲間からラインが入る。

そらそうですね。僕がもう57なのですから、大学の先輩は還暦にもなるし、後輩は皆50代。そらそうです。

ただ久しく会ってない先輩であり、たまあに写真を見るくらいだったので、

「学生だったのに‥‥」

と呟いてしまう。間が抜けている感じなのだ。

逆に頻繁に会うことになった後輩なんかは、その見た目の変化もずっと見てきたし、確かに過ぎ去った40年間近くの時間の幾らかは共有しているのでさほど思わないが、抜けちゃってる人はね‥‥


学生でスタートして還暦で一区切りという社会人のサイズは確かにありますね。その時間が、はっきりと過ぎ去ったんですね。ある意味あっという間に。


学生だったのになあ。

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2023年02月06日

ドリア調との再会


もう20年近く前、伊豆の山の上にある東邦音大の合宿施設にて出会った、木下牧子さんの合唱曲「ティオの夜の旅」。生徒が課題であるアンサンブルへの編曲としてその一曲目「祝福」を持ってきて、音出しした瞬間のことは忘れられない。

初めて聴くその曲の美しさに、涙が出るほど感動し驚いた。特にトロンボーンアンサンブルのサウンドとして、ものすごくいい音がしたのです。

その後、木下牧子さんの許可もいただき他の4曲も編曲。学外学内合わせて3回演奏してきました。実は来月8日に開催する、東邦音大トロンボーンアンサンブルでも久々に取り上げます。


実はこの「祝福」はドリア調で書かれていることがわかりました。

ドリア調といえば、今度の日曜日にブロカートの本番でやるシベリウスの6番がまさしくドリア調。中学生で出会い一目惚れのように愛でてきたこの曲と、伊豆山の上でやはり雷に撃たれたような出会いとなった祝福が同じ教会旋法のドリア調だったことで、自分の趣向を理解できることに繋がっています。

僕の前世のいつかは、そんな中世にて、そんな世界観と共に生きていたのかもしれません。

posted by take at 13:05| 活動報告

2023年02月05日

するべき進化、恥ずべき退化


「部員同士ビンタ強要、ブラック部活問題」というタイトルを見る。

とても悲しくなる。未だにそんなことしているのか?というのと別に、昔とか今とかと関係なく、それをやる指導者に強く言いたくなってしまう。


あなたが思っている成果が出てないからといってイライラしたとして、それをそのような形で要求したり、言動で示したとして、未来にどんな結果が欲しいのですか?

恫喝まがいの雰囲気で生徒に無理やり努力を要求し、たとえば何らかの結果という成果が出るとするまで「名指導者」と言われたいのでしょうが、生徒の成長には何も貢献できておらず、傷とトラウマを残し、彼らからは恨まれ、残した結果だって時間と共に風化するだけなのに、それでもその瞬間イライラしたことをそんな形で表現することの方を選ぶ、その価値観が知的生命体の人間ではなく、動物的な所業にしか思えません。


世の中はこの分野で急激に大きく変わりつつありますが、僕は変化というより、知的になるべく進化しているのだと思っています。

まだビンタがどうこととかは、生き物として退化しているのではとすら思わされます。若者は、今まで以上に賢くなるべきで、そのために意味のない負担は罪にしかならないのですから。

posted by take at 19:53| 活動報告

2023年02月04日

変顔百面美人


今観ているドラマに出てくる美人女優。

コメディタッチな内容で、とにかく百面相とも言えるほど表情豊か‥‥というより、漫画のように変顔のオンパレード。

でも観ていて不思議と恥ずかしくもなければ不快感もない。

それどころか、好感度高く普通の表情のときの美人度が増すほど。

同じ美女でも、そういうことされると嫌に感じてしまう人います。というより多いと思う。

「せっかく綺麗なんだから、そんな顔しないで」と。

ひどい悪女の役も多い人みたいで、臆せずやり切るタイプのよう。

それが逆に好感度になるというのは、やはり内面の人間性が素敵なんでしょうね。

posted by take at 21:49| 活動報告