2022年11月23日

積み重ねと刺激


僕はひとつのことを長く続けるのが好きで、そこに必要な積み重ねこそが、まだ自分が知らない素晴らしさへの道筋だと思っています。


その反対が、単発であり一過性であり刺激。

とある指揮者が「自分は人を驚かせるのが好きだ」と言っていたのですが、だから刺激的な瞬間ばかりを探し、それを並べるのがスタンスになっているのかと思ったことがある。彼はそれが繋がるのがいいと思っているようだった。

しかし僕が感じたのは、それは積み重ねではないし、ある意味刺激的な表現というのはいくつものやり口があるため、どこまで探しても満足しきらないだろうなあと。より強い刺激を求めて、また答えのない世界を探しさまようのではないかと。

演奏家なら「感動させたい」という根っこの方が良いと思います。「驚かせたい」なら、マジシャンになった方が良いのでは?と思う。


この「積み重ね」を選ぶか「刺激」を求めるか。

何気にシンプルなこの2択で考えると、人生も見えやすくなる部分があると思います。

posted by take at 13:40| 活動報告