2022年11月19日
常識の存在理由
サラリーマンの世界で「ホウレンソウが大事」と言われて久しい。今はもう言わないのかな?
もし若い人が純粋な疑問として「なぜ報告、連絡、相談が必要なんですか?」と聞いたとする。
優しい人なら「それはね‥‥常識だから」と答えてあげるかもしれない。昭和のおやじなら「そんなこと聞くな!!(怒)」と一蹴しただろうが。
で、この「常識」だが‥
「なぜ挨拶をしなければならないのですか?」
「常識だから!!」
と、説明を割愛する伝家の宝刀的テイストだが、実は理由は必ずある。それは「人間が挨拶をしなかったらどうなるか」を考えればわかってくることだが、その理由を考察し、自分なりに結論を出して挨拶している人と、ただ「やらなければならない常識だから」と捉え挨拶している人では、表現が違ってきたりする。
そもそも、全く考えが至らない独りよがりなら、非常識なことをしていても気付けない。
人類が設定した常識には全て理由がある。それがなんだか考えはじめることは、非常識にならなくて済むどころではなく、本当の意味で独りよがりにならずに済むために、最も必要なことだと思います。
posted by take at 17:30| 活動報告
2022年11月18日
東京芸事大学笑学部特別講座その2
皆さんはポーツマスシンフォニアという団体をご存知ですか?
『ポーツマス・シンフォニア (The Portsmouth Sinfonia) は、イングランド南部ポーツマスにある芸術学校 (the Portsmouth School of Art) の学生たちが1970年に創設したオーケストラ。普通のオーケストラの場合とは異なり、音楽家ではない素人であるか、音楽家である場合にはそれまでまったく演奏したことがない楽器を演奏することが、シンフォニアの入団条件とされていた。シンフォニアの創設者のひとりは、芸術学校の教師であった作曲家ギャヴィン・ブライアーズであった。このオーケストラは、はじめは1回限りの、洒落が効いたパフォーマンス・アート集団として始められたが、その後10年に及ぶ活動を通して文化的現象となり、何回もコンサートが開催され、レコードも数枚作成された上、映画も1本制作され、ヒット・シングルも1作出た。最後に公演が行われたのは、1979年であった』
YouTubeでも聞けるので、ご興味のある方は是非検索してみてください。
オール初心者による、創部1週間目の合奏をイメージしていただければわかりやすいか。
どんどん外れていく調子、ずれずれのアンサンブル、演奏になっていない演奏。その全てがなぜだか爆笑を生む。
途中で突拍子もなくなるカウベルや木魚テイストの一発も(何を叩いているのか判別できない)、なんでかわからないがおかしすぎる。
特に高音域の外れ方や、力みのあるクラクションなような音色はたまらないほどのご馳走様だ。
そこで演奏されているのはクラッシックの有名曲ばかり。
つまり、そこにあるべき音を知って聴いているが、惜しいものから始まり、全然違う、調子っぱずれもいいものが聞こえることにより腹がよじれる。カウベルや木魚のような音も、オーケストラのその場面にはそぐわないからだろう。
「ムノツィルなんかも可笑しいですもんね」
いや、あれはめちゃくちゃうまい連中が仕込んで練習したもの。ドリフもある意味そう。
それよりも、この素人たちがただただ一生懸命、天然として頑張っているのがアレンジされてしまうことの可笑しさ。
実は、ここに笑いの方程式のひとつの答えがある。
作られたものとはいえ、あまりにおかしすぎる嘉門達夫の替え歌を久しぶりに目の当たりにし、この講座とともに改めて今後の笑える人生の目指し方を考えるに至りました。
posted by take at 10:00| 活動報告
2022年11月17日
東京芸事大学笑学部特別講座その1
ある芸人は言った。「素人の笑いには敵わない」と。
これはプロのように「笑いをとりにいこう」と考え、作り出し練習し練り上げたものではなく、ただただ天然であり、何も考えずにそうなっているもの。それはある意味、人間界ででき得る考察を超えたところに存在するように見えるほど、孤高のものに感じるということだろう。一介の人間の、じたばたしながら捻り出したものなんかでは到底敵わないと。
ぱっと思い出すのが「ご長寿クイズ系」。
目上のご高齢の方に失礼だなあと思いつつも、それでもシンプルに大爆笑になってしまう、その笑いの原因、何が可笑しいのかの根っこというのは「アレンジテイスト」にある。
この「アレンジテイスト」を今回は考えてみたい。
ここで言うアレンジとは「変化しているもの」として捉えてほしい。
ご長寿クイズが可笑しいのは、本来あるべき答えが、想像もつかない突拍子もないものとして発せられるから。つまり受け取る側は、本来あるべき答えを知っていることが前提。知らなければ、どんなトンチンカンなことを言われも何も可笑しくない。
実は、この常識が存在するべきタイミングで非常識が現れるというのは、かなり破壊力が高くなることをまずは知っていたい。
2に続く
posted by take at 09:37| 活動報告
2022年11月16日
チキン野郎イン沖縄
今回の沖縄はチューバの池田君と一緒。県芸のイベントとしての吹奏楽と金管五重奏のため、長めの滞在。
「吉川さんが前食べたって言ってた、ブエノチキンが食べたいっす」
そう、彼は有名なチキン野郎(こよなくチキンを愛してしまい、飛ぶ鳥を落として食べるほどの勢いで生きる鳥好き)なのです。
若者2人と4人で入店。チキン一羽が3人から4人前とのことで、おにぎりをセットにむさぼりはじめる。
物凄いガーリックだ!!
これはもう、世の中をアウトオブ眼中にし、自分の欲望のみを優先し迷わず突き進むしかない。周りにとってはガーリックハラスメント、略してガリハラになってしまうが、それを気にしてここでいかないのはチキン野郎ではない。いけない方がとんだチキン野郎だ。
「チョーうまいっす!!」
まさにライオンのようにむさぼる池田君の目は、完全にいってしまっている。
凄く癖になる美味しさ。キンタコがライス系ダイナミックストロング料理なら、ブエノチキンは動物系ウルトラスメル料理だ。
ひとしきり骨にしてしまい、プハーと。
「もう少しいきたいっす」
「ハーフあったよ」
「いいっすねえ」
再びレジへオーダーに行く鳥人間。
そしてハーフではなく一羽を持って来る鳥人間。
それを完食する鳥人間。
ホント、跳んだチキン野郎だ!!
今回の沖縄はチューバの池田君と一緒。県芸のイベントとしての吹奏楽と金管五重奏のため、長めの滞在。
「吉川さんが前食べたって言ってた、ブエノチキンが食べたいっす」
そう、彼は有名なチキン野郎(こよなくチキンを愛してしまい、飛ぶ鳥を落として食べるほどの勢いで生きる鳥好き)なのです。
若者2人と4人で入店。チキン一羽が3人から4人前とのことで、おにぎりをセットにむさぼりはじめる。
物凄いガーリックだ!!
これはもう、世の中をアウトオブ眼中にし、自分の欲望のみを優先し迷わず突き進むしかない。周りにとってはガーリックハラスメント、略してガリハラになってしまうが、それを気にしてここでいかないのはチキン野郎ではない。いけない方がとんだチキン野郎だ。
「チョーうまいっす!!」
まさにライオンのようにむさぼる池田君の目は、完全にいってしまっている。
凄く癖になる美味しさ。キンタコがライス系ダイナミックストロング料理なら、ブエノチキンは動物系ウルトラスメル料理だ。
ひとしきり骨にしてしまい、プハーと。
「もう少しいきたいっす」
「ハーフあったよ」
「いいっすねえ」
再びレジへオーダーに行く鳥人間。
そしてハーフではなく一羽を持って来る鳥人間。
それを完食する鳥人間。
ホント、跳んだチキン野郎だ!!
posted by take at 15:42| 活動報告
2022年11月15日
やっぱりあったかいさー
東京がかなり冷え込んできた同じ日、沖縄は皆半袖。
そう言われていたのに、それなりの滞在なので長袖かりゆしばかり持って来る、沖縄通勤ベテランおバカのミス判断。
まあ、袖まくりゃあ涼しいさー。
タクシーの運ちゃんが、かなりきつめの訛りで話しかけて来る。
「沖縄は紅葉がないんですよね。色づいても一部がちょっと。まだしばらくあったかいですよー。皆さんいい気候っておっしゃるんですけど、ちょっと住むとなれるんですよねー。当たり前になる。これより少し冷えたくらいで東京からの方は気持ちいいって言うんですけど、わたしらは寒くて寒くて。わたし若い頃に内地に出稼ぎに行って、もう外に出られなくてね。あんなに寒いんだったら、地下に穴掘ってそこに建物建てて住めばいいと思うんです。山にトンネルみたいに掘ったりね。わたしはずっとそう思ってるんです。いいアイデアだと思うんですけどね。あんなに寒いなら」
多分、このような内容を話しかけられたのだと思う。
そして運転手さんがどらくらい寒い思いをしたのかは不明で、東京人からしたら大したことなかった可能性もあるのだが、とにかく沖縄から上京した学生の初冬への想定以上の準備と、無事に来年の春を迎えてくれることを願うばかり。
posted by take at 10:29| 活動報告