2022年09月27日
潜在意識の世界
とあるドラマに出てくる男性は、普段の言動、社会における人間的イメージ、恋愛中の女性への対応も全てにおいて完璧。
「そっか、こう判断しこうすればいいのか」。そして女性に対して「こう言えばいいのか」ということばかりが散りばめられており、会社の評判はもちろん、彼女の幸せ度ったらずっと上がりっぱなし。
そりゃそうだ。
しかしふとしたことから、彼女の不安を払拭する反応が出来ず、それまでが完璧だったために致命傷となり、恋愛は急展開で終了してしまう。
新しい女性が現れ、少なからず揺れてしまったのがきっかけだが、その際彼の心の中にある潜在意識が描かれる。そのフィールドは、完璧な彼とは到底似つかない、荒れ果てたブラックテイストの世界だった。ただ潜在意識なので、本人は自分の中にそんな邪悪な意識があることは気づいていない。
一緒に見ていた家人がつぶやく。
「やっぱりね。同じ素直でも、大抵は失敗したりするもんよ。あれだけ完璧ってことは、心の内面に何かしらがあり、いろいろ知ってないとそうはならない」
「でも、あれだけ優しくて、本人も素直に努力しているだけだね」
「そうね、でも潜在意識に何かしらあるから、完璧に振る舞えるのよ」
なるほど。まあ生涯潜在意識の中にあり続け、出てこなければ、周りも気づかなければ問題ないんだけどね。
でもやっぱりほころびが出るのが人間。完璧なんてないですね。
posted by take at 13:04| 活動報告