2022年09月08日
頑張らない
日本人には欧米人より根性論が潜在的に植わっているような気がします。
「頑張らなくていい」はともかく、「頑張らない方がいい」という価値観は、大半の人が素直に受け入れることはできないだろう。
「いや、頑張れよ。人間頑張ってなんぼでしょ。100歩譲って少しは頑張った方がいいんじゃない?」
「頑張らない方がいい」の裏に何か意図があると感じても、きっと理屈にたどり着くのに凄く時間がかかってしまう。それが日本人だろう。
タモリの言う頑張らないも、わかるようなわからないようなという人が大半だと思う。
頑張ったなら頑張った分だけ、その後の成果に繋がると考えるのが日本人。
しかしどうだろう?最近の僕は、頑張ってきてしまった自分に対して「頑張らない方がいい」と言っていたりする。
「凄く頑張らないとそうならないの?もっと頑張らなくてもたどり着けるんじゃない?その方が素晴らしいんじゃない?」と聞かれてしまったら、なんと答える?
「いや、みんな頑張って辿り着いてるんだ!頑張らないでなんてあり得ない!!」
きっとそう言いたくなる。
ただ山の登り方次第で実は結果が変わってくると思い始めた僕には、
「最小限の頑張りで成果を得る」
その結果の方が素晴らしいと思うようになってきました。
全く頑張らないわけではない。しかし「極めて頑張りすぎない」方が、より良き結果に繋がると。
なかなかそう思えないのは、やはり日本人として「頑張ることがいいことだ」と思ってしまっているから。
僕はもう少し冷静になりたい。
タモリが言っている価値観は、実はとても深く、実を持っていると思うのです。
posted by take at 17:53| 活動報告