2022年07月24日

運命の出会いに感謝


僕は「限られた人と深く長く」というスタンスが好きで、きっと付き合う人間の数にも許容量の限界がある。

「きっと」というのは、これまでの人生の中で、パンクしそうなくらい人が増えたことはあまりないから。

ドイツから帰国し、アマチュアオーケストラや吹奏楽団からの依頼がどんどん来て、6団体ほど行くことになって、流石に頭から煙が出始め、ブロカート一本に絞ったときくらいか。


小学校は1学年3クラス。6年間でクラス替え2回。

中学も1学年3クラス。40人のクラスのまま持ち上がり、クラス替えなし。

高校は13クラスの中に1クラスだけの音楽科、34人で3年間持ち上がり。

大学のトロンボーン科は同級生が1人だけ。全体でも10人程度。

新日フィルのセクションは4人、N響に来てからは5人ないし6人の仲間。

ジパング4人。

東邦音大は平均8人くらい、沖縄県芸は2人から4人。


とにかく人数が限られている。大人数や、頻繁に人が変わるというのを経験していない。


N響は長くなったが、同じ気持ちとテンションでトロンボーンと向き合っている今の仲間とも、最低でも20年は付き合う結果になる。長い人はもっと‥‥

彼らには、出会ってくれて本当に有難うという気持ちが物凄く強い。

地球上には70億以上の人がいるのに、トロンボーン奏者も相当いるだろうに巡り会えた極めて限られた人。

生涯を共にする家人はもちろんだが、N響セクションの人たちも運命の出会いとしか言いようがない。

何より、尊敬できる人たちばかりなのが幸せ過ぎて。

posted by take at 12:52| 活動報告