2022年07月11日

プロへの資質2022


プロになるには何が必要なのか。僕は少し勘違いしていたのかもしれない。

あらゆることが及第点であることが、大きな要因だと感じてきたのだが‥‥


プロで通用するには、何かひとつでも誰にも負けない秀でた特徴があって、そこを伸ばしていった結果、スケールの大きな演奏家になっていったというプロセスが必要なのではないだろうか。

なぜなら、これの逆、秀でた特徴のない人でプロになった人をほぼ知らないから。

簡単な話。

そして大事なことは、やはり「そこを伸ばしていく」ということ。

なぜなら、その秀でた特徴というのは名詞がわりのようなその人のセールスポイントであり、周りはそれこそを望み仕事を与えたりするから。

簡単な話だった。

posted by take at 15:28| 活動報告

2022年07月10日

ローランド風トロンボーン奏者の一言


「1ポジションがそれ以外か」

「チューニングB♭かそれ以外か」

「ペダルB♭かそれ以外か」

「ダゥィッドかそれ以外か」

「レミントンかそれ以外か」

「ボレロかそれ以外か」

「カルテットかそれ以外か」

「コラールかそれ以外か」

「谷啓かそれ以外か」


トロンボーンかそれ以外か。

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2022年07月09日

適度にきつく、適度に楽で


道具というのは、使った瞬間の印象が楽過ぎない方がいい。

なぜなら、楽過ぎると、使う人間が楽し始めるから。

そして楽をしようとすることで、人間自身が育たなくなる。筋肉のように、ダメージ(圧力)と回復のための休養を繰り返さないと、身体も心も育たないものだ。


だからといってきつけりゃいいというものではない。

星飛雄馬が使っていた「大リーグボール養成ギプス」は、どう見ても筋トレ用のハードバージョンをメンタルトレーニングのように転換したものだから、楽器でああいうのはよろしくないだろう。

筋トレも、それをした後でその筋肉をどうするか(鑑賞する含め)に目的があるわけで、例えば楽器なんかも、トレーニングが最終目的ならきついのも有りかもしれないが、あくまでも「いい音」のためなら、それなりに扱いやすい方がいい。

ただ、しつこいが、楽過ぎるものはゆくゆくは決して楽にはならなくなることはわかっていたい。

結局、それなりにきつくそれなりに楽な物が良いのだと思う。

人間の成長において、どれくらいダメージがありそれを乗り越える経験があった方がいいのかと、結局同じなのだと思う。

posted by take at 15:19| 活動報告

2022年07月08日

グレードアップ


「何でもいいので学んだほうが良い。うわべの美しさより必要なことだと思います。私は今、死ぬことよりも勉強不足であることの方が怖いです」


国際的に活躍するデザイナー島田順子さん、78才。

とある雑誌にて、美しく年を重ねたいと願う読者へのアドバイスを問われ、語ったもの。


女性に限らず、何かを学び、そして変わろうとすることは、朽ちる身体に抗う人間としての唯一のプライドだろう。


僕は、学び続けることができるだろうか。


勉強不足であることが怖い‥‥新しいことを知り、真実に近づけグレードアップした気がし、その喜びと共にまた未来へと生きる。

その時間が短いことを知っていても、それこそを願う雄々しきプライドの、なんと美しいことか。

posted by take at 14:54| 活動報告

2022年07月07日

寺山修司の言葉 その2


『人生の暗い部分を見ない人間には、その深さはわからない』



この言葉からは幅を感じることができる。

「人生の暗さ」というのからは、人間のダークな内面というのも感じ取れる。

「見る」というのも、自分のか他人のそれか、そもそも普遍的なことを述べているのか。

暗いというのも、陽ではないということか、良くないことか、酷いことか、不幸なのか、悪なのか。


いずれにせよ、深さを知らないということは浅いとなる。

それは悪いことではないがつまらないことではあるし、なにより、一番分かり合える状態からは程遠いとなってしまう。

人間だし人生なのに。

posted by take at 11:18| 活動報告