2022年06月19日

感じようとした人ほど‥‥


「人は絶対同じ絵を見ることはできない」と言った人がいる。

国立西洋美術館の常設展が見る度に違って見え、しかも今回はこれまでとかなり違って感じたことで、この言葉を思い出す。


その時その時の自分の感情や状態が違うというのは大きいが、やはり回数見たことが自分の中に溜まっていき、自分自身を変えているというのは確かだ。

そういう意味でも養老孟司さんの「人間は川のように流れ移り変わる」というのは、思ったよりそうなのかもしれない。

私たちの心の中には、変わりたいだけでなく変わりたくないという気持ちも混在しており、経験やそこから派生した思考、身体の代謝などがあれど「自分は自分!それは変わらない」と思いたがっているところはある。

ただ「経験をする」というのは人間の能力として本当に素晴らしいことで、そのことにより変わっていっていることは、思ったより大きなことなのだろうと思う。


「人は絶対同じ絵を見ることはできない」

その絵の前でより多くのことを感じようとした人であればあるほど、顕著に違って見えるものだろう。

そういう意味で、自分の音を常に新鮮に感じるくらい変えていきたいなら、我が音の前に立ちながらどれくらい感じようとしているのかこそが、物凄く大きいのだと思います。

「人は絶対同じ音を聞くことができない」のだとしたら、常に惰性の反対に立つことこそをやろうとしなければならない。

posted by take at 14:32| 活動報告