2022年06月08日

許す以上のこと


修学旅行生が美術館の作品を破損したニュースに関して、作者のクワクボリョウタさんがコメントを公表しました。


まず、このような状況に僕が平気でいられるのは、多くの人が作品を愛してくれていることを知ったからです。支えてくれている皆さんに感謝しています。

暗い展示室で何が起こったのか、どうして生徒たちがこんなことをするようになったのか、自分はまだすべてを理解しているわけではありません。

まだ中学生ですから、これからの発言や対応には注意深くありたいと思っています。

考えてみれば、誰でも若いうちはちょっとした失敗をするもので、今回結果だけ見れば一線を越えていたかもしれませんが、それでも誰かに怪我を負わせたわけではありません。

確かに作品は完全に破壊されましたが、物は物です。幸いこの作品に使われている素材は(その多くは現地の方に譲っていただいた織り機です)どれも修理や再生が可能なようです。

しかも、作者はまだ生きていて作品を修復する気力も体力もあります。だから、物理的な面ではそれほど深刻な状況ではありません。

それよりも重要なのは、生徒たちが内なる不満や怒りの欲望をさまざまな違った形で表現できるよう支えることです。

これはアーティストの力ではどうにもならない。大人や学校、友だちや地域の人たちの協力が必要です。

少なくとも自分は、修復を通じて、この事件が彼らや彼らのコミュニティ、そして芸術を愛する人々に悪い爪痕を残さないよう、最善を尽くしたいと思います。

良い夏休みを迎えましょう!



常日頃、大いなる余裕が生み出す価値観こそを身につけたいと思っていますが、このスタンスに強く感動している時点で、自分がそうはできてないことがわかります。

この素晴らしい言葉が、少しでも荒んだ人たちの心を浄化しますように。


がんばろ。




posted by take at 15:28| 活動報告