「みんなと仲良くしなさい」
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「全員と仲良くする必要はありません。元々クラス(コミュニティ)全員とは無理です。自分ひとりが仲良くできる人数はそもそも限られていますから。しかも自分とは違うなあ”と感じる人が大半でしょう。そんな人たちと直ぐに仲良くなるのは、そもそも無理があります。
特に自分と違い過ぎるから合わないなあ”仲良くどころか一緒に居るのすらきついなあ”と思う人とは、積極的に距離を置きましょう。離れて視界から見えなくするのです。
ただ近くにいる人たち、この人たちとはうまくやった方がいいなあと思う人は、まず自分からその人のことを理解するようにしてみましょう。
最初から拒絶せず、話しかけられたら、相手の話の内容からなぜそう言うのかまで、気持ちもわかろうとしてみましょう。もちろん納得いかないこともあると思います。それを無理やり正しいと思う必要はありません。しかしとにかく自分から閉ざしてしまうのは良くありません。
閉ざしてしまっているとき、たとえ黙っていても顔つき目つきにそれは出ています。すると話した相手にはこの人は私のことを理解する気がないな”と瞬時に思われてしまいます。そうなったら、その人の方から自分を理解しようとは決してしてくれなくなります。
人は自分のことを理解してくれない人に対して理解して欲しいなあ”と思うことはあっても、そんな相手を私は理解してあげよう”とは思わないのです。
そういう意味で、あなたが人と仲良くしたいと思っている希望の根っこ、そこにある本音、「周りから理解して欲しい」のなら、まず自分から理解しようとしてみましょう。
そうしてみてその人と仲良くなりたいと思ったなら、より積極的に理解してあげ、同時に理解してもらおうとしましょう。
理解しようとしてみてもどうも合わないなあと思ったなら、離れればいいのです。というか離れましょう。それは決して悪いことではありません。
でも面倒臭くなって、誰からも直ぐ距離を置こうとばかりしちゃ駄目です。本当に合わないなあという限られた人からは離れ、それ以外の人とはそれなりに近く(それなりに遠く)にいて、中でも気の合う限られた人たちと、理解を深め合うよう近くに居ようとすれば良いのです」
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「周りにいるみんなと仲良くしなくてもいいよ。でも、自分から周りの人を理解する癖をつけてみてね」