2022年05月19日

特別なフレーズ


コロナ禍における企画、西下航平さん作曲の「はなれて奏でよう トゥモロー・アヘッド」を収録してYouTubeに上げるものは、多くの演奏家がやり甲斐を感じて取り組んでいました。

曲は美しく魅力的。寂しい社会状況、制約のある生活の中、心が穏やかなる幸せを感じるような素敵な小品でした。


先日書いたアヴェ・マリアの素晴らしい前奏たちの中、カッチーニのそれが「何か懐かしく感じる」と思っていたら、よく聞くとこのトゥモロー・アヘッドの一部に少し似ていたのです。

カッチーニのものも西下さんの音楽も、そのシーンはとても切なく心に染みる素晴らしい音楽で、やはりそういう

「特別に素晴らしく感じるフレーズ」

というのはあるのだと、あらためて思いました。

posted by take at 09:46| 活動報告