2020年02月12日

業績と人間性


男が特にそうだろうが、後世に残るような功績、足跡を残したいという意識が人にはあると思う。

カラバッジョはそういう意味で残っている。それまでなかったような書法を駆使した作品は、驚愕をもって受け入れられ、後の画家たちに多大なる影響を与えたと。

後世の人たちの創作の発展に大きく貢献するようなことを産み出したわけで、まさに名を残すに相応しい業績を成した人。

ただ同時に、その短い人生の中で2人の人を殺傷し、逃亡や脱獄を繰り返した狂気の人物でもある。


世の中にありがちだが、優れた能力の持ち主が必ずしもよい人間とは限らない。後世に残るような偉業を成した人でも、周り中には誠に不愉快な人物、場合によってはカラバッジョのように許されない一面を持っていたりもする。


さあ、どうでしょうか。

何かしら功績を残すことが大事なのか、それとも……


僕は、1人の人間として

たとえ何も残さなかったとしても、誰もその名前を覚えておらず、ひっそりと世を去っていったとしても、周りに共に生きる人が笑顔になり幸せを感じるような、そんな生き方をした人こそが、素晴らしく価値ある人物なのだと思う。


才能や成果、業績は、あるにこしたことはないが、素晴らしい人間性に勝る価値はない。

人類が消え去ってしまう日がきたとしたら、全ては無意味が如く消え去る。

しかし1人1人の日常の幸せだけが、人類の命を受け継いでいくものだと思うから。

業績に敬意を払えど、人に払えるとは限らない。

業績はそれ以上にはならないが、素晴らしい人間性こそがなにものにも代えがたい価値があるのだと思います。


N響定期練習、大塚へ

posted by take at 19:24| 活動報告