2020年02月02日

ムラを知る


東邦音大でのソロリサイタルズは、今年度学内外合わせで合計9回開催した。

楽聖たちは、毎回違う曲に取り組んだので、試験も合わせると10曲近い曲に取り組んだことになる。

全体として大いなる成長も感じられたが、実は面白い傾向が理解できた。


全員が本番の出来にムラがあったのだ。

ある月は楽聖Aは好調、楽聖Bは不調、翌月は逆みたいな。9回もやると、本人にとって満足度の高い達成感のある回と、不本意な回両方を、全員が経験した印象だ。


あからさまな準備不足は誰からも感じなかった。取り組んだ曲との相性、そのときの意識した吹き方がうまくいかなかった、メンタル的に集中できなかった等、理由はいろいろだと思う。

最終的には、いつも質の高いパフォーマンスになるよう自分のコントロールを身につけていく必要があるが、そのためにもこのスパンで回数経験していくことが必要だとあらためて確信になった。

先月うまくいったから今月うまくいくとは限らない、今回うまくいかなかったがそれを糧にできたから翌月成功する。そんな現実を、まず楽聖たちが知られたことが何よりの宝だと思う。

ムラの無い人はいない。成功しかしない人はいないし、失敗ばかり継続するわけでもない。その演奏家としての現実の理解から、若者たちは強く逞しくなっていくはずだから。


レッスン、ブロカート

posted by take at 18:23| 活動報告