2019年08月25日

ポルタメンター・グリッサンダー


ブロカートの合奏。

美しい旋律を「よりエスプレッシーヴォで感情的に歌いましょう」との気持ち強く、気づくと


「ポルタメント、入れたくなったらガンガン入れていいですよ」


と、バイオリンセクションに治外法権を発令してました。

本当は「ここにこれくらい」と指示した方がよいのだろうが、個人のエスプレッシーヴォを最大限表出してほしく、突き動かされて入れたくなったらご自由にどうぞと。


「カラヤンもバンバン入れてたね。あんたも好きねぇって感じだね」


調子に乗り出た言葉に、団員からは大爆笑をゲットすることができました。



ポルタメント、グリッサンドと言えば、我がトロンボーンである。

なんならポルタメントを全く入れずに吹くのがとても難しい楽器。グリッサンドが好きでトロンボーン吹いてますって人も多いはず。

しかしクラッシックの表現では、クラリネットのビブラート同様基本歓迎されない。

なぜなら、どうしてもユーモラスな印象になってしまい、作品に内在する感情とかけ離れてしまうから。

ただ同じ曲を弦楽器で演奏した場合は、感傷的エスプレッシーヴォとして歓迎されることも多い。

そんな弦楽器も、20世紀よりは入れない方向に進んでいる気がします。

いくつかの理由があるのだろうが、しかしオーケストラの楽器の中ではそれこそ治外法権として認められている弦楽器群なのだから、うまいこと入れるような、そんな波がまたこないかなあと思ったりします。


できまくるトロンボーンはやれなくて羨ましいんだから。


N響オペラ練習、ブロカート

posted by take at 13:21| 活動報告