2019年08月10日

シューマンシップ


今回の沖縄でのソロコンサートで、シューマンの幻想小品集を吹く楽聖がいる。

めくるめくような時の流れを演出するピアノに乗って、情感豊かなレガートの糸が魅惑的な弧を描き、否応なしに叙情的世界へと引き込まれる。


「先生、シューマンって本当にいいですね」


そう、そうなのよ。君もそう感じたんだね。

世の中にはシューマンにとりつかれた演奏家、ファンとして「シューマニア」を名乗る人がいる。

決してコージーコーナーや崎陽軒の戦略コピーではない。シューマンこそに、その心を使いたがる人のこと。


そんなシューマニズムとは、少しでもこの情感の魅力を分かち合おうと、吹き語りはじめるが、基本は理屈を越えた抵抗しがたきとらわれを、憧れとして表出するもの。


美しくも切なく叙情豊かに。しかしやり過ぎて下品にならないように、シューマンシップにのっとり正々堂々と。


ショーマンシップ的演出精神では、結局ロベルトの糸は聴衆の琴線に絡まなくなるので、注意するのだよ。


那覇にて、生徒たちによるソロコンサート
素晴らしいシューマンをやりきりました。

posted by take at 13:44| 活動報告