2019年08月11日

何気にどの仕事も不安定


誰しもが、自分の人生における仕事含め、安定して活躍でき続けることを願っているだろう。苦境なんて望まない。

しかし全ての人に多かれ少なかれ浮き沈みはある。


全てのジャンルでフリーランスは大変だなあと、昨今のニュースから思わされるが、仕事の内容によっては定職であっても副業なしでは生活が成り立たないというのもある。

演奏家なんてのも、どうやっても凄く儲かるなんてことは望めないから、お金が欲しくて欲しくてたまらない人には向いてない仕事となる。


いずれにせよ、大変なのは自分だけではなく、紆余曲折、波乱万丈ではない人もほとんどいないことを理解して、卑屈にならず頑張って生き抜くしかない。


一曲の演奏に必要な「つじつまの連鎖によるひと塊感」というのは、人生のひと塊にも必要だと思います。

成功や幸せのみならず、トラブルや不幸に彩られたあれやこれやの浮き沈みにさいなまれたとしても、その時間のつじつまが合い、バラバラにならないことが大事だなあと思います。


特に、晩年がどんな形でも不幸にならないことが、目指すべきつじつまかと。


若き頃活躍、成功、大成功しても、晩年は人が離れていったり、塀の中だったり、場合によっては人をあやめたり。そんなことにだけはならないために、人生の様々な運命に直面したときに、私利私欲を抑え、周りの人を大事に、誠実に嘘をつかずに、諦めず進むしかありません。


人生とは誰しもが不安定。ただ人間性さえ鍛えれば、バラバラにはならなくて済む。


合宿最終日

posted by take at 10:49| 活動報告

2019年08月10日

シューマンシップ


今回の沖縄でのソロコンサートで、シューマンの幻想小品集を吹く楽聖がいる。

めくるめくような時の流れを演出するピアノに乗って、情感豊かなレガートの糸が魅惑的な弧を描き、否応なしに叙情的世界へと引き込まれる。


「先生、シューマンって本当にいいですね」


そう、そうなのよ。君もそう感じたんだね。

世の中にはシューマンにとりつかれた演奏家、ファンとして「シューマニア」を名乗る人がいる。

決してコージーコーナーや崎陽軒の戦略コピーではない。シューマンこそに、その心を使いたがる人のこと。


そんなシューマニズムとは、少しでもこの情感の魅力を分かち合おうと、吹き語りはじめるが、基本は理屈を越えた抵抗しがたきとらわれを、憧れとして表出するもの。


美しくも切なく叙情豊かに。しかしやり過ぎて下品にならないように、シューマンシップにのっとり正々堂々と。


ショーマンシップ的演出精神では、結局ロベルトの糸は聴衆の琴線に絡まなくなるので、注意するのだよ。


那覇にて、生徒たちによるソロコンサート
素晴らしいシューマンをやりきりました。

posted by take at 13:44| 活動報告

2019年08月09日

美しき積極


荒く力まないよう、そんなつもりなくても攻撃的にならないよう、美しく柔らかく、不快に感じられるまではみ出ていかないよう………

そう特化して思いながら取り組んでいると、気付くととてもおとなしく、生気の弱い「小さなふわふわ」みたいな演奏になっている。


鼻息荒くフガフガと積極的に、意欲的に吹いていると、気付くと「実はさほど美しくない元気印」みたいな演奏になっている。

美しさはきりがないのだからそちらのベクトルへどんどん進めばいいし、求めながらずぶずぶはまればよいのは間違いないが、でも結果「小さなふわふわ」じゃやはり物足りない。


凄く考え込むと、美しさの極みと積極的表現は共存しないのかもと思ってしまう。

いや。美しくもあり積極的でもあり、そのバランスへと意識が向かうことこそ大事。


積極的な美しさではない。「美しき積極」こそが、素晴らしき拡がりを放ちたい。


合宿三日目

posted by take at 20:14| 活動報告

2019年08月08日

ワーゲンザイル


今回の合宿は、10日にバプテスト教会にて「ソロコンサート」をやるプログラム。

楽聖たちは皆ピアノ伴奏で一曲づつ吹き、最後に全員でアンサンブルを披露。楽聖のひとりが編曲したものだ。


僕も、ソロ吹きます。

何年ぶりだろう?20年以上ぶりじゃないだろうか、ワーゲンザイルをテナーで。

若い時よりとても好きになっている。本当に美しく感じるのです。

20代の頃は国際コンクールの課題として取り組んでいたりしたので、良い曲っちゅうか、プレッシャーの方を感じていたのだろう。テナーでもアルトでも吹いたが、アルブレヒツベルガーやレオポルド・モーツァルトほどは大変じゃないと思いつつ、しかしとても苦労していた。

軽く美しくがうまくいかず、音色も選びきれていなかった記憶がある。


久しぶりにピアノ伴奏で合わせたが、まずは前奏や間奏、後奏の美しさに心奪われてしまう。

フィンランドで得た刺激と新たな目標も息と音色に込め、今できる美しさを表現したい。

何より作品への共感が高いので、その魅力を放ちきりたいと、連日練習しています。


合宿二日目

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2019年08月07日

台風さー


沖縄に合宿に来たさー。

昨年の台風三回来沖と僕の来沖同じタイミングで、「先生は台風連れてくるさー」と言われてるさー。

なんとか全員来沖し、沖縄県芸の学生と合流できたが、台風も来沖し合流したさー。

同じタイミングでレッスンに来てるチューバ池田先生が、レッスンを訪ねてきて「吉川さん、連れてきちゃだめっしょ」と開口一番さー。

楽聖たち全員が、吉川先生が台風連れてきたと口々に言うさー。

もう僕も否定しないさー。

なんなら楽聖に申し訳ないさー。

後期も来沖スケジュール決めてるが心配さー。

「嵐を呼ぶ男」も、裕次郎ほどカッコよくないさー。

雨風涙さー。


合宿初日

posted by take at 19:54| 活動報告