2019年05月28日

歌上手っ!


若者のレッスン、メロディアスエチュードの一曲。どうもいい感じの表現までたどり着いてない、技術的に吹きあぐねており、たどたどしく。


「一回ちょっと歌ってみ」

「……」

「声に出して、ラ〜ララでいいから」

「ラ〜〜ララ♪♪♪♪♪♪♪♪」



驚いてしまうほどいい感じで、何より上手い。声楽家的発声、低めの響きをだっぷりと、まさに音楽的歌唱。


「凄い、君歌上手いじゃん!!」

「は、はあ」

はにかんでいる。

「それをトロンボーンで吹けばいいだけなんだよ!」

ストンと納得したような表情ではないが、ぼやっとわかりかけてるような目つき。


その配線さえ彼の中で繋がれば、トロンボーンは劇的にスキルアップし、そこから先は順調に伸びるはず。問題は繋がるかどうか。


でも、これは彼だけの問題ではない。生徒たち全員に必要なこと。

歌わせたら音痴だってこともあったが、歌い慣れてないということも確か。

息やスライドやタンギングがどうこうの前に、このシンプルな話、潜在的音楽を存在させ繋げることの重要性を感じさせられた名歌唱。

出会えてよかった瞬間。生徒に感謝。


N響ミュージックトゥモロー

posted by take at 12:15| 活動報告