2019年05月16日

静かなる取り組み


「クァイエット・プラクティス」


最近、僕が推奨している練習全般にこの名前をつけました。


「静かなる練習」

「穏やかなる」でもいい。


本当に小さい音量で吹いていたりするが、ダイナミクスを小さく、ピアノピアニシモでというより、静かなテイストの音で練習しようということ。メゾピアノ、メゾフォルテでも静かなる音で。

とにかくうるさく賑やかにならないように。


そうなっているときは、自分自身パワーだけでなく、「勢いまかせの意識」も使ってしまっている。

そうすると、自分の音をモニターする能力はぐっと下がる。

自分の音色、息の流れ、安定感などが乱れていても、気づけなくなってしまうことが一番の理由。

静かな空間にすることによって、我魅力も不備も聞こえてくる。

そして、小は大を兼ねるが如く、クァイエットは大いなる響きを兼ねるからだ。


N響練習、川越へ

posted by take at 14:18| 活動報告

2019年05月15日

パッサカリアらしい


マエストロ・ネーメヤルヴィのタクトでブラームスの四番を練習しています。

全体的にテンポは速めで、マエストロらしい一切流れがよどまない、推進力のある演奏。

フィナーレも同様。


8小節のテーマが全てひとくくり感が強いだけでなく、通常時間をかけてアゴーギグ含めたっぷりやるバリエーションも、ベタベタに歌わず前進テイストを大事にしながら。

8小節が弧を描き、そのバリエーションたち全体も大きな弧の中にある印象。

最後のVivoにきて、通常とは違うゆったり感で頂点をにおわすことで、それまでのバリエーションたちが停滞せずきたことによる役割分担もはっきりと感じられ………


「なんだかパッサカリアらしいなあ、とても」


思わずつぶやくと、隣の黒金君も


「僕もそう思いました」



バリエーションズというのは、それぞれを肥大して変化をつけ表現したがるが、こういうまとまり方、流れの一貫性が様になる気が。

よく「変奏曲は最終的に表現が難しい」と言われるが、こういうのが良いのかもと、心がうなずいたのでした。


ブロカートでやったハイドンバリエーションも、そうすりゃよかった………


流石ヤルヴィ父だとあらためて。


N響定期練習、川越へ

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2019年05月14日

人間のハードル


1900年代を代表する巨匠とオーケストラのとある演奏録音を聞き、いたく感動する。

耳をこらすと、音程もアインザッツも精度高くは合ってないし、バランスも良いとは言い難い。

ただ、1人1人の演奏家の渾身の音が、全体をメッセージ性の強いものにしている。

同じ曲を2000年代の同じオーケストラのもので聞く。

それはそれは見事に整っており、ハーモニーに一点の曇りなく、アンサンブルも見事。美しく力みのない響きが広がり、自然な流れ。正確な音程は、本来のハーモニーはこれかと感じさせ、その上歌もある表現がなされている。

とにかく上手い。



………感動しない



上手くなり損、素晴らしい演奏し損じゃないかと思ってしまう。


だったら下手でもいいじゃん……とはいかない。下手でいいという話はどの時代もない。上手くなくてはならないし、上手く演奏しようとしなければならない。

ただ、本物の感動に必要なことは、必須である上手さや精度とはまた別のところにあることをなんとかして理解し、実践しなければならない。


少なくとも練習時はともかく、本番で「上手く演奏しよう」というメンタルでは、感動してもらえないことは確か。


人間ってなかなかに厄介で、とにかくハードルが高い。


大塚へ

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2019年05月13日

バンマスになる


「八分音符の刻み、〇番から〇番までは、大きめでしっかり居続けてください」

室内合奏団でのモーツァルトの39番練習中、トレーナーの先生からチェロコントラバスに向けられたアドバイス。

「そこは自分たちのテンポで進んで。バイオリンビオラはそれに乗っかるから。吉川先生やこちら側に合わせるのではなくて」


聞きながら、ふと思ったことがあります。


こういうのの指揮って、ビッグバンドのバンマスのコンダクティングみたいなのでいいんだろうなあ……


昭和の歌番組なんかのバックで演奏していたバンド。

「ワーンッ、トゥーッ、ワントゥスリーフォー!」

かけ声と共に軽く合図。後はとくにちゃんとした図形を描くわけではなく、時々合図風のアクション。後は最後の切りを示すだけ。

始まれば、ドラムやベースがしっかり運び、メロディーもリズムも乗っかって演奏するだけ。

御飾りと言えば言い過ぎだが、しかしそんな感じの存在。なんならビッグバンドは指揮なしで、なんぼでもいけるし。


編成が大きかったり、スコアが込み入ってたり、テンポがころころ変わる曲なら指揮者への依存度は高くなるだろうけど、モーツァルトなら、場面場面のリズムのキーになっているパートがしっかり示し、後は乗っかり、自発的に会話しながら進めば、一番らしく形になる。

まあ、ビッグバンドのクオリティとして、ドラムやベースのスキル、その上で表現する演奏家たちの魅力あるプレー、アンサンブル、音楽的流れは必需。

室内合奏団が優れたビッグバンド的スキルが必要なのは同じ。


今後は、全体がこなれてきたら、バンマスの指揮でいけるようにしようと思ったのでした。


川越へ

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2019年05月12日

宵酔い電車


京急が、今年は6月1日(土)に「KIRIN×KEIKYU ハイネケン電車」を運行するらしい。

京急とキリンは、生麦駅を最寄駅とするキリンビール横浜工場があることや、過去に「キリン駅」という名称の駅を設置していた経緯があり、四回目の「ビール電車」を今年もと。

今年はヨーロッパ発大人気プレミアムビールである「ハイネケン」の生ビールを飲み放題でご提供いたしますときた。

ハイネケン・キリン株式会社がハイネケンのライセンス生産および日本国内におけるマーケティング活動を統括しており、日本で流通している「ハイネケン」は全てキリンビール横浜工場で製造されているそう。

前回申し込み開始時間と同時にチャレンジしたが、瞬時撃沈というプップップレミアムっぷり。

運行区間が京急川崎駅から小島新田駅(2往復)、昼と夜に2本のみであり、しかも一般募集人数は昼40名、夜80名の合計120名のみってなわけで、まあ厳しいわけです。


そら、飲みたい人は山のようにいて、乗りながら飲みたい人は海のようにいるわけだから。


以前も書いたが、そんなにいるんだから、この際電車全ての路線に於て「居酒屋車両」を走らせてみたらどうだろう。


利用する人は、1万円の席チャージ用1年有効専用Suicaが必要。

端の一両。生ビールサーバー以外は全て自販機でドリンクとフードを提供。喧嘩他問題をおこすと次の駅にて強制下車、罰金からの再利用不可。

東京近郊では、通勤に一時間以上という人はざらにいるわけです。働き方改革で5時に退社した人が、帰宅の移動と飲み食いが同時にできると、何かしらの時短を感じる。

終電がはっきりしている日本ですから、一軒目を早めに切り上げて後は電車で飲み直しながら帰れれば、その人の人生も時短になるイメージ。


え?そんなにつかう人いるかなって?

いるに決まってんじゃーん!!!あまりに多くて、徐々に車両増えてさ、そのうち専用の電車走るようになるわけよ。

そしたらなんこやからも早く帰るわけよー。


ほんまか?!


室内合奏団、ブロカート

posted by take at 17:08| 活動報告