2019年04月11日

タッチ上がり


ピアニストによって、同じ曲でも和声感が違って聴こえたりする。ピアノの調律は違わなかったりしても。もちろんピアニストがどう感じているかだが、具体的には

「タッチのタイプで音程の聴こえ方が違ってくる」

ということになる。


私たち管楽器の世界では、音の立ち上がりへのアプローチにタッチという言葉はほぼ使わない。

ピアニストの指からなされるものというイメージだし、後は絵画やデッサンの方。タッチといえば、手や指から作られる印象になる。


ただ、音が出た瞬間のキャラクターで音程の聞こえ方が違ってくるというのは、ピアノも管楽器はじめ他の楽器も同じだと思う。

演奏家自身の音の立ち上がりの感じ方、アプローチによって、音程は違って感じられるし、なんなら良く聞こえたり悪く聞こえたりもする。

私たちの意識自体が、そういう意味で立ち上がりをぼやかさない方が、説得力ある音程に繋がるわけで、タッチという言葉を使った方がイメージしやすいのだとしたら、導入もありかと。


「音のタッチをぼやかさないで、クリアーに感じて!」


聞き手は、音が聞こえた瞬間に音程を感知し、そこで既に印象が決まってしまっている。そのあと変わるとか揺れるというのはまた別の話。


沖縄県芸レッスン

posted by take at 07:35| 活動報告