2019年03月18日

オーケストラでのトロンボーンを吹きたいあなたへ


トロンボーンのいい音を出そうとするのではなく、オーケストラのいい音を出そうとしましょう。



オーケストラというのは、実はひとつの楽器です。

弦楽器や木管楽器、打楽器までが、それぞれにカラフルに個性を主張する場面は多いのですが、同時にそれらが混ざりあい放つことも多々あります。

その場合、それぞれの音が水と油のように混ざり合わなかったり、なんなら食べあわせや化学反応のように「混ぜるな危険!」となる音をださないことが必須。

そのためには、純然と存在する「オーケストラの音」」、そのよい音を出そうとすることが大事です。

金管にとって他のグループは、素材や発音体、音の伸ばし方がかなり違うスタンスの楽器たち。

ただ、それぞれの歴史は「本当に音楽的な音のニュアンス」への進化の歴史。実は人間が望むそれには、思ったより差がない。各々のよい表現を取り入れながら、ある意味ひとつの理想に向かいつつあります。

その行き着く先としてあるのがオーケストラの音です。


オーディション含め、質の高い結果を求めるなら、とにかくこのオーケストラの音というのを知らなければなりません。

オーケストラでやるなら、吹奏楽しか知らなかったり、トロンボーンに対してのマニアックさだけでトレーニングするのではなく、あらゆる楽器の総合体としてのオーケストラの音を、何度も聴いて、知っている必要があるのです。


波のように動く弦楽器の右腕が運ぶ音のニュアンス、木管楽器の発音や音の移り変わり方、打楽器の印象とそれぞれの色彩。

オーケストラでのトロンボーン演奏を望むなら、これらの素晴らしさを理解し、様々なオーケストラのサウンドと表現を知った上で、トロンボーンの音を目指していく必要がある。


簡単に言えば

「とにかく生演奏、なんならCDをあまり聴いたことがないなら、オーケストラに相応しいトロンボーンを吹くのは無理ですよ」

です。


N響高松公演

posted by take at 09:14| 活動報告