2019年03月05日

木綿のハンカチーフ


太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」、好きな理由こそあれ、もし嫌いな人がいるのだとしたら、歌詞と同じ経験をしたことからまだ癒えることができてないのだろう。


高松へ跳ぶ機内で聴く。


松本隆さんによる歌詞を、太田裕美さんはアップテンポの中、透明度の高い声で、筒美京平さん作曲の曲調に合わせ、明るく一気に歌いきっている。

内容の切なさとのギャップが、私たちも経験したような、受け入れ越えていくしかない運命的エピソードに対するノスタルジーを強く助長する。


ふと、活字を見ながら、自分の時間軸で感じると、また再び心が涙するかもしれないと思った。



恋人よ 僕は旅立つ 東へと向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ

いいえ あなた私は 欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って
染まらないで帰って


恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ

いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も
きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの
きらめくはずないもの


恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ

いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの
でも木枯らしのビル街 からだに気をつけてね
からだに気をつけてね


恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して
毎日 愉快に過す街角 ぼくは ぼくは帰れない

あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ
ねえ涙拭く木綿の ハンカチーフください
ハンカチーフください



染まらないで帰ってと願ったのに、最後のお願いをすることに……

私たちの心情にこそ、木綿のハンカチーフが必要なようだ。


高松にてテレビ収録

posted by take at 11:54| 活動報告