2019年01月31日

必要な心のバランス


今年度最後のソロリサイタルズでした。

講評で、実はとても厳しい切り口の投げ掛けをしたのですが、それは楽聖たちのパフォーマンスの質が高かったからこそ。彼らなりに伸びているし、とてもよく準備もできている。だからこそそこから先、不自然にうつらないために必要なことは、それしかないのだと思いました。


大事なのは…

周りの人の幸せを無理やりではなく心から願える気持ちと、自分こそが幸せでありたいという気持ちのバランスです。


高学歴だったり仕事ができ偉い立場にあっても、非人道的な言動で糾弾されるパターンがある。コメンテーターが「なんででしょう?立派な経歴なんですがね」なんて言ってたりするが、これもこのバランスが極めて悪いのが根源。


相手の立場で言動が真逆になったり、なんだかやってることがとんちんかんになってしまうのも、これが原因。


つまり、心根が周りの幸せに対し無関心で、でも社会の中では必要だとは理解し、無理やり気を使おうとしたりするから不自然になる。


ステージに立ちパフォーマンスをする演奏家も同じ。聴衆の幸せを意識、ピアニストの幸せを意識する気持ちがあれば、自然とやるべき音動(言動のようなもの)は醸し出てくるはず。

逆に、それが薄いことにより聴き手から、ピアニストからの目線が意識できず、自分にこもってしまうことになる。


自分の幸せを置いておいてまで周りの、というのはこれまた違う。

つまり、絶妙にフィフティーフィフティーであることが、最高のバランスで、それが人の徳にとって最も必要なことだと思う。


重ねて、楽聖たちは皆素晴らしかったから、遂にこう投げる結果になったのです。


大塚へ

posted by take at 21:43| 活動報告