2018年12月14日

美しきペルゴレーシ


今年最期のソロリサイタルズ、楽聖たちは集中力の高い演奏を披露し、1ヶ月間の成長も感じられる嬉しいものだった。

ペルゴレーシのファンタジアを選んだ者がいた。

かのストラビンスキーを、リスペクトからのプルチネラへの創作へと導いた音楽。

それだけ美しさと魅力に溢れている。

考えてみたら、大半の名曲はその立場に選ばれてはいない。直ぐに思いつくのはシェーンベルクによるバッハやブラームスの編曲だが、偉大な作曲家をその意欲へと向かわせる魅力とは、実は特別なものだろう。


楽聖の演奏は大変美しく、本人の反省の弁でもあった「思い入れムラ」は多少感じたにしても、好きなフレーズに対する息やビブラートのチョイスは、やはり嬉しさをもって伝わってくる、表現の悦びに溢れたものだった。

ピアニストの名演もあり、ピアノのパッセージ、響きもとても透明度の高い清楚な美しさに満ちていた。


20代でリサイタルで取り上げたときのことを、ふと思い出した。

忘れていた憧れである。


川越へ

posted by take at 18:58| 活動報告