2018年09月02日

吹き過ぎ その3


N響にも「吹き過ぎ」に対し警鐘を鳴らす人は何人かいる。

「フォルテを必要以上に力んで吹き、結果響かない細い音でしか演奏できてなくなってたりする」

本当に客席に伸びやかに届く音というのは、響かせ方の本物を知っている人には、どんなにパワーで対抗しようとしても敵わない。

本当に広がりのある豊かな音を届けるのには、パワーという力で成すことではないことを熟知しているから。


力まないだけではない。

彼らは一様に、凡人が陥りがちな取り組みとは異なる「ダイナミックス設定」ができる。

fが書いてあった場合、凡人がmfに取り組むような息でそれを表現する。ダイナミックスが一段階違うように楽に吹き込む。

実質的音量というより、響きの大きさで表現。f以上になっても、アパチュアやアンブシュアが暴れてしまわない程度の吹き込みでやりきる。

それでも大きく豊かに聞こえるような音作りこそができているから充分伝わるし、口元の余裕こそが本物の伸びやかさを実現させる。


今まで随分力んできたものだ。だからバテてしまい残念なサウンドになったり、よく外してしまったりしてきた。

いい加減反省し、大人らしい真理を装備したい。


N響ベトナム公演練習

posted by take at 13:20| 活動報告