2018年08月29日

僕とトロンボーンとシャコンヌと


「シャコンヌやるんですね」

ヴァイオリン弾きの言葉。

「そうなのよ。アンサンブルやオケに編曲したのはやったことあったんだけど、いつかはソロとしてやってみたいと思ってたのよ。ただヴァイオリンみたいに独りではもたないし様になりきらないので、ブラームス編曲の片手ピアノのやつをベースに、トロンボーンとピアノに編曲してもらって」

「トロンボーンで吹くのがいいですよ」

「え?…」

「ヴァイオリンでやるのももちろんいいけど、あの曲はトロンボーンで吹くのが凄くいいんじゃないかと思いますよ」

「そう?……」

「絶対そうですよ。ヴァイオリンよりいいかも。トロンボーンが凄く合ってると思う」


バッハの曲の中でもこの曲がトロンボーンに合ってるということだろう。考えたことはなかったが、本番を控えた演奏家へのエールなのだろうが、嬉しいやらプレッシャーになるやら。


いずれにせよ、僕が今まで取り組ん独奏曲の中で、最高峰に位置する名曲であろうことはわかっている。

だって、この音楽より素晴らしいものを挙げろったって…


僕の独奏人生の中でも、最初で最期の凄く特別な瞬間になるのかもしれない。


警察音楽隊レッスン二日目

posted by take at 19:37| 活動報告