2018年08月21日

原点回帰な出逢い


僕が初めて自分のバックを手にしたのは高校三年の冬。高松のヤマハに入れてもらった赤ベルライトウェイトスライドの42GLT。1983年の暮れだった。

昨日、とある中古を扱う業者から「1984年の42GLTを吹いて感想を聞かせて欲しい」という依頼が。


今朝その楽器を吹いてみました。

34年物という金管としてはかなりのベテランになりますが、これがことのほかとても良いトロンボーンだったのです。

へたった様子はまるでなく、しかもとてもスムーズに息が入り、音域ムラや音程ムラもない。「いいじゃないですか、これ!」となり、なんと自分で購入。逆にセカンド楽器として持っていた、42Bを下取ってもらいました。

業者は僕の感想を付けて販売の予定だったのですが、コメントは

「とてもいい!僕が買います!!」

だった。


実は、決断理由は楽器の状態が良かったからだけではありません。

自分が受験生の時に初めて手にしたバック。それと同時期の同じモデルに今になって巡りあったというのは、僕の演奏家人生そのものをなぞることができるような逸品なんじゃないかと思ったのです。


あのとき吹き始めたバック42GLTは結局大学四年間吹き、欲しいという先輩に譲りました。それと同じ時間生きてきた楽器と、今吹いているハグマンとを並べてみます。

続けて吹いてみると、僕の演奏家としての時間を旅しながら、あの頃と今大事にしていることが少しだけ見えてくる気がします。


そしてちょっとは上達しているんじゃないかという今の自分が、42GLTで現在の演奏をすることで、頑張ってきたんだなあという実感もちょびっとだけ持てたのでした。


休日

posted by take at 17:22| 活動報告