2018年06月15日

生きていっていい理由


若い人は実感しにくいだろうが、人は本当に「生かされている」のである。

これは、周りや社会に生かされているのだから感謝の気持ちをもって…というのとは違う意味で書いてます。ご飯の話でもない。


くたくたに疲れていた僕が、オーケストラの指導をしながら気づいたらやたら元気だったという体験。もちろん体力は奪われていってるわけで、気をつけないと身体壊してしまう可能性もある話だし、見方によっては麻薬のような魅力かなと。

ただこの経験で


今まで僕が生きてこられたのは音楽に携わってきたからだなあ


と心底理解しました。

こんなに無条件に没頭できること、身体すら元気にしてしまうことをやれてきたおかげで、満足感と共に、自覚は薄かったが生きる目的が持てて、精神が保たれてきた。

音楽でなければ違うことをしていたのだろうが、はたしてここまで生きつづける糧になるような相性だったかどうかは、正直自信が無い。

中学入学時の木村くんからの言葉

「ブラバン見に行こ」

も、竹林先生の

「吉川くん熱心にトロンボーンしよるけん、一高の音楽科行かんな」

も、僕を今まで生かし続けた【命の言葉】だったのだ。


実は家人にも、今そんなことが訪れている。趣味で吹いてきたホルンもたいがい熱心だが、学びはじめて三年ほど経った絵

これに没頭する姿がハンパないのだ。


家でももちろん描くが、絵画教室ではレッスンの時間以外も残ることができたり、休みの日も行って描けたりする。

聞くと五時間六時間があっという間だと言うのだ。驚くほど時間が経つのが速く、気がつくと身体がバキバキになっていると。

時々ストレッチしてと言うと、そう思って気がつくと三時間くらい経ってしまっていると。


今の彼女は絵を描くことに生かされているのは間違いない。


若い人は実感しにくいだろうが、人は何かに生かされると、実は充実した人生を送ることができる。

関心興味は取り組みに繋がり、工夫や学びは、成果へと繋がっていく。


自分の出せた成果は、生きていっていい理由を自分自身に与えてくれるからだ。


N響定期

posted by take at 11:25| 活動報告