2018年04月11日

音離


『音量』を辞書ると、

1 音の大きさ・強さの度合い。
2 ボリューム。

とでる。では『ボリューム』を調べると

1 分量。量。かさ。
2 量感。
3 音量。声量。
4 書物の巻。册
5 コンピューターの外部記憶装置の領域。

とでる。


ただ、我々が音量を語るとき「もっと大きく」「もっと小さく」なんて言ったりするが、量というなら「もっと多く」「もっと少なく」と言う方が日本語的にはリンクしている気がします。

なぜ量なのだろう?

大きく小さくと言うなら、

『音大』

と言った方が合ってないでしょうか。(音楽大学になってしまうが…)


僕は、音の大きさだけで表現の良し悪しをディスカッションするよりも、音色やニュアンスで表現する方がより深いなんて思っている。

「もう少し大きく吹いてみた方がいいんじゃないかな」という投げ掛けでは、あんまり得がない気すらしている。


様々なニュアンス、音色の変化をつけるのに、それこそ音大の差をつけるというというプロセスが悪いとは思わないが、更なる深さを求めるとき

「聞き手との距離感の変化」

というのは、好きな表現だ。

フォルテだろうがピアノだろうが「ホールの一番後ろまで飛んでくるような演奏」というのは、わかりやすく憧れられるものだが、実は、


フォルテは見事に聞き手まで伸びてくるが、聴衆の耳こそを演奏家に惹き付けるようなピアノで演奏する


そんな名手もいる。

つまり、演奏家と聞き手の距離感が変わることの魅力。

それを言葉にするなら、音の距離で


『音離(おんり)』


とでも言おうか。


実は、立体的に感じられているか含め、音大というもの以上に大切な気がしています。


N響定期練習

posted by take at 21:22| 活動報告